2023年2月7日火曜日

寒過ぐやおずおずと雲流れ行く

寒過ぐやおずおずと雲流れ行く

立春を過ぎて三日ゆっくりと雲が流れて青空が現れます。
かんすぐや おずおずとくも ながれゆく
季語:寒過ぐ(かんすぐ)
節分までの約三十日間が寒であり、それが終わるのを寒明けという。節分のころのこと。

2 件のコメント:

  1. 「おずおず」おびえたり自信がなかったりして、ためらうさま。こわごわ。おそるおそる。(広辞苑)
    ようやく寒が過ぎたなぁ、と思う頃、流れ行く雲の様子が弘君にはそう見えたのですね。「おずおず」と見えた弘君の気持ちを想像しながら、ありのままに句を受け止めたいと思いました。

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    1. 立春を過ぎてもまだ曇りがちの空模様ですが、午後になってゆっくりと雲が流れて青空が広がってきて、春は一日一日近づいて来るようで、気持ちも晴れ晴れとしてきます。

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