2023年11月22日水曜日

クリスマス飾り悲しき小春空

クリスマス飾り悲しき小春空

クリスマスの飾り付けが始まった病院の平和と、ガザの戦争と。
くりすますかざり かなしき こはるぞら
季語:小春(こはる)
陰暦十月の異称である。まだ本格的な冬とはならず暖かい日和が春先の陽気を思わせるが、春とは区別して「小春」という。冬囲いに精を出したり、越冬野菜を取り入れたり、大根や柿を吊るし干にしたり、本格的な冬に備えるころの日和である。

2 件のコメント:

  1. 「クリスマス飾り」「小春空」という暖色系の言葉に挟まれて「悲しき」の寒色が強烈で(何が悲しいの?)と書かれていない何かを想像しました。病院にはクリスマス飾りが飾られ、外は小春空、平和で温かな景色の中で、作者の心は「悲しき」と言っている。個人的な悲しさなのか、外に向けての悲しさなのか。

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    1. イスラエルに攻撃されて悲惨な状況のガザの病院のニュースを見て、平和な日本の病院とはかけ離れた状況が、悲しくなりました。

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