2023年12月15日金曜日

寒き夜の涙を拭う手の温み

寒き夜の涙を拭う手の温み

冬の夜ふと寂しさに涙がこぼれたとき拭ってくれる温かい手があれば。
さむきよの なみだをぬぐう てのぬくみ
季語:寒き夜(さむきよ)
「冬の夜」「夜半の冬」などともいう。冬の夜はさえざえと空気が澄んで、星や月も美しく見える。

2 件のコメント:

  1. 弘君は自分の手で涙を拭えないから、そういう手があればさぞ温かいだろうなぁ、と想像しているのだと思います。それは母か恋人か。自分の涙に共感してくれる存在への渇望。センチメンタルだけれども人間の切実な思いです。

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    1. 涙は溜まっているうちは冷たくないのに溢れて頬を垂れると思いの外冷たく、また涙が湧いてきて寂しさが募ってきます。自分では拭えず枕に沁み込みます。涙を拭ってくれる温かい手があれば寂しさも和らいでくるのにと思います。

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