2023年12月6日水曜日

綿虫や花咲爺の使いかも

綿虫や花咲爺の使いかも

綿虫が桜の冬木の枝に飛んできている、花咲爺の使いかもしれぬ。
わたむしや はなさかじいの つかいかも
季語:綿虫(わたむし)
晩秋から初冬にかけて、空中を青白く光りながら浮遊する。物に当たると付着する。初雪の頃出現することから、雪虫とよぶ地方もある。明治以降注目されて、詠まれるようになった。

2 件のコメント:

  1. 綿虫は見たことがありません。海岸沿いにはいないのか、それとも自分が気づかないだけなのか。冬に飛ぶ「綿虫」は春になると花を咲かせる「花咲爺」の使いかも知れない。現在と未来は私達が思いもよらない形で繋がっている。そんなことを思わせる句ですね。

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    1. 桜の冬木の枝の周りを白い雪のような小さな虫が飛んでいる。まるで枝の様子を見ているように。もしかしたら花咲か爺さんのお使いかもしれません。来年のお花見が楽しみです。

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