2024年3月1日金曜日

暮遅しつぶやく空のほの赤し

暮遅しつぶやく空のほの赤し

昨日までは夕食を食べ始める頃には暮れたのに今日は食べ終えても空は明るい。
くれおそし つぶやくそらの ほのあかし
季語:暮遅し(くれおそし)
春の日の暮れが遅いこと。実際には夏至が一番日暮れが遅いが、冬の日暮れが早いので、春の暮れの遅さがひとしお印象深く感じられる。

2 件のコメント:

  1. 日没が遅くなり(日が長くなったなぁ)と実感しています。思わずそうつぶやいた時、空は夕焼けでほのかに赤く色づいていた、という句ですね。空の様子と作者の気持ちが伝わって来ました。「つぶやく空の」が少し分かりにくい気がしました。

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    1. 夕食を食べながら空を見るとまだ明るいなあと思ったとき、食事介助の看護師さんが「まだ明るいね」と一言つぶやいたのであぁ同じ思いをしたんだなあとなんとなく嬉しくなりました。

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