2024年7月10日水曜日

猫眠し鴉は涼し雨近し

猫眠し鴉は涼し雨近し

いつもの散歩道いつもの猫は眠そうにして珍しく鴉がきている、雨が降るぞ。
ねこねむし からすはすずし あめちかし
季語:涼し(すずし)
夏の暑さに思いがけず覚える涼しさは格別である。流水や木陰、雨や風を身に受けて安堵する涼もあれば、音感や視覚で感受する涼味もある。朝、夕、晩、夜、宵に涼を添え季語をなす。秋の涼は新涼、初涼といい区別する。

2 件のコメント:

  1. 猫が眠そうにし、鴉が涼しそうにしているのは、雨が近い前触れ、という言い伝え?それとも弘君作?「鴉は涼し」とは?などと考えながらも(何か説得力がある)と感じる句でした。弘君の身近にいる動物が登場し、童話のようにほのぼのとした雰囲気ですね。

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    1. 週に一度の車椅子散歩の日、朝から空模様を気にしつつ楽しみにしていると、晴れていた空が曇ってきて、リハビリの前に散歩することにしました。外に出ると薄曇りの道に、いつもの猫があちこちに、中には道の真ん中で寝ている猫もいて、そこにいつもはいない鴉が現れて、鴉の黒光りする姿が涼しげで軽やかに飛び跳ねるさまを見て、これはきっと雨が降るにちがいないと、急ぎ帰りました。

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