2024年7月28日日曜日

蝉しぐれ柱時計のネジを巻く

蝉しぐれ柱時計のネジを巻く

夏休みには蝉しぐれを聞きながら柱時計のゼンマイを巻く係でした。
 せみしぐれ はしらどけいの ねじをまく
季語:蝉時雨(せみしぐれ)
夏、樹木などにへばりついてやかましく鳴声を立てる虫。多くの蝉がいっせいに鳴く騒がしさを時雨にたとえて蝉時雨という。

2 件のコメント:

  1. 昭和の映画の一場面を見るような気がしました。蝉しぐれが聞こえるのに、部屋の中はほの暗く涼しい。少年が踏み台に上って柱時計のゼンマイを巻いている。その家の暮らし向きやその時の少年の気持ちが立ち上がって来るかのようです。

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    1. 昔の家の柱時計はゼンマイ式の振り子時計で、コチコチと秒を刻む音、ボーンと時報の音が響いていましたが、ゼンマイを巻いておかないといつの間にか止まってしまいます。外では蝉がやかましく鳴いて、家の中は静まり返って一人時計のゼンマイを巻いて、時計が動き出すのを確かめていた夏休みのことを思い出しました。

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