2024年9月25日水曜日

捜索の被災地能登の夜ぞ長き

捜索の被災地能登の夜ぞ長き

能登の大雨の被災地では行方不明の方々の捜索が続いています。
 そうさくの ひさいちのとの よぞながき
季語:夜長(よなが)
秋の夜の長いことをいう。秋分が過ぎると、昼よりも夜が長くなり気分的にも、夜の長さが身にしみる。残暑もなくなり、夜業や読書にも身が入る。春の「日永」に対応する季語である。

2 件のコメント:

  1. 「夜ぞ長き」停電で暗く長い夜を過ごしているという現実と、行方不明の人が見つからないという「心の夜」が長いという、二つの意味を受け取りました。突然いなくなってしまった家族に何としても会いたい。全てはその後からだと思います。いつになったら気持ちと体が動き始める「朝」が来るのか。能登の人達に寄り添う素晴らしい句だと思いました。

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    1. 能登の地震災害から立ち直ろうとした矢先の大雨災害に、どうしようもない悲しみに打ちひしがれた能登の人たちに、笑顔が戻るまで応援したいと思います。今は長い夜の不安と、安否のわからない家族への思いの深さ、天災と言い切れない悔しさを想像して言葉もありません。長い夜が明ける新しい朝が来るのを祈ります。

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