中学のグランド側から下校するとき川風に吹かれながら芒を見ていた。
かわかぜに みをゆだねおり ゆうすすき
季語:芒(すすき)
イネ科の多年草。月見のおそなえとして秋の代表的な植物。秋の七草のひとつでもある。若い穂はしっとりとして油に濡れたよう。箱根の仙石原などで銀色の穂がいっせいになびくさまは壮観である。
季語:芒(すすき)
イネ科の多年草。月見のおそなえとして秋の代表的な植物。秋の七草のひとつでもある。若い穂はしっとりとして油に濡れたよう。箱根の仙石原などで銀色の穂がいっせいになびくさまは壮観である。
若き日の弘君の姿が想像出来る句でした。中学校の東側は川が流れていて、北を望むと遥か遠くの山々の連なりが見えました。川土手の芒を見ながら川風に身を委ねて、物思いに耽っていたのでしょうか。筋ジスの我が身の将来を思い、不安な気持ちに沈んでいたのでしょうか。
返信削除中学の頃から物事に逆らわない性格でした。筋ジスであることを受け入れて生きていくという思いが、大きく影響していたようです。川風に吹かれてなびく芒を見ながら、自分も同じだなあと川沿いの道を帰ってゆきました。
削除