2024年10月15日火曜日

絶望の果ての希望や十三夜

絶望の果ての希望や十三夜

闇の深さを知れば知るほど月の光の明るさを知る。
 ぜつぼうの はてのきぼうや じゅうさんや
季語:十三夜(じゅうさんや)
旧暦九月十三夜の月。八月十五夜は望月を愛でるが、秋もいよいよ深まったこの夜は、満月の二夜前の欠けた月を愛でる。この秋最後の月であることから名残の月、また豆や栗を供物とすることから豆名月、栗名月ともいう。

2 件のコメント:

  1. 苦しい中でも明るさを忘れない、弘君の心の内を垣間見たような句だと感じました。「絶望の果ての希望」を見つけられることは、本当に強い心だと思います。お母さん譲りかも知れないと思います。「十三夜」の月が、「希望」の明るさなのでしょうか。満月ではありませんが十分に明るく地上を照らしています。「希望」の力強さを感じました。

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    1. 2005年10月の救急搬送から5ヶ月の入院生活で心に刻まれたことは「成るように成る」でした。中島みゆきの「時代」を聞きながら、退院の日を告げられたときは嬉しかったことを覚えています。月は満月から新月そして満月へ移り変わります。普段月を観る機会はありませんが、十三夜の月を始めて観ることができてその明るさに「希望」を感じました。

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