晴天の散歩道は北風と太陽の世界、風に舞う枯葉は命の証だと思う。
かれはひとつ いのちひとつの あかしかな
季語:枯葉(かれは)
冬になって枯れてしまった葉のこと。まだ枝に付いているもの落ちたものなどさまざま。枝に付いているものは風に乾いた音をたてる。青葉の時よりそれぞれの葉の形や厚みなどの特徴が際だつようだ。
季語:枯葉(かれは)
冬になって枯れてしまった葉のこと。まだ枝に付いているもの落ちたものなどさまざま。枝に付いているものは風に乾いた音をたてる。青葉の時よりそれぞれの葉の形や厚みなどの特徴が際だつようだ。
枯葉一枚を見て(自分の命は一つしかない)ことをハッキリと感じた、という作者の深い直感を表した句かなと思いました。あるいは枯葉一枚一枚に一つずつの命が宿っている?これは違うな。説明を読むと、枯葉は樹木が生きているからこそ生じる命の証、という句かと思いましたが、そうすると「一つ」「一つ」と重なる言葉がしっくり来ませんでした。深いけれど難解な句だと思いました。
返信削除病棟から一歩出ると、北風が吹き付け空からは暖かな太陽が射してまさに「北風と太陽」の世界でした。真っ赤に色づいた紅葉もあちらこちらに見えて季節の移ろいを実感できました。枯れ葉が舞う中を部屋に戻ると、肩に枯れ葉が一つついていました。この枯葉は樹が生きた証、私にとっても今日一日を生きた証でもあるのだと思いました。
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