2024年11月5日火曜日

北窓からは行く秋さえもみえぬ

北窓からは行く秋さえもみえぬ

この部屋は北向き、窓から見えるのは駐車場、季節感がないなぁ。
 きたまどからは ゆくあきさえも みえぬ
季語:行く秋(ゆくあき)
過ぎさってゆく秋のこと。秋から冬へと移ろい行くさま。「行く春」と違って寂寥感に満ちており、秋を惜しむ気持ちが深く現れた季語である。移ろい行く季節を、旅人になぞらえて「行く」と形容するが、春と秋だけのもので、「行く夏」「行く冬」とはいわない。

2 件のコメント:

  1. 詩的です。「行く秋」がそもそも詩的です。紅葉など、秋を愛で、行く秋を惜しむものが何も見えない。それが北窓なのですね。見えている風景は詩的でないのに、句は詩的。凄いと思います。

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    1. 北窓から見えるのは駐車場だけで季節感がありません。北窓を一歩外に出てみれば、晩秋の景色が見えたり、肌で感じられるはずなのにと、部屋の窓辺のベッドの上で思っています。

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