2024年12月23日月曜日

強がらず弱音も吐かず冬木の芽

強がらず弱音も吐かず冬木の芽

冬木の芽吹く道をもう少し行こう、焦らず強がらず弱音を吐かず。
 つよがらず よわねもはかず ふゆきのめ
季語:冬木の芽(ふゆきのめ)
春にほころびる木の芽は、おおむね秋のあいだにきざし、鱗片や 樹脂などに保護されて寒い冬を越す。辛夷、木蓮、梅、桜など裸 木となった落葉樹の冬芽は案外とよく目立つものである。 

2 件のコメント:

  1. 私も心から共感する句です。「冬木の芽」と作者が一心同体になっていると思いました。「強がらず弱音も吐かず」は冬木の芽の描写でありながら、作者の生き様でもあります。宮沢賢治と並び立つ、崇高な精神を感じました。

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    1. 冬木立には冬芽の生命の息吹を感じます。入院生活になる前は気にもとめなかった「冬木の芽」でしたが、散歩の途上見上げる冬木の枝には、たくさんの冬芽がじっと春を待っている、その様子を見るたびに力強さを感じます。

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