2025年1月1日水曜日

若水汲む父の背中を思ひ出す

若水汲む父の背中を思ひ出す

元日の朝父が海岸へ若水を汲みに行く時弟と一緒について行ったっけ。
 わかみずくむ ちちのせなかを おもいだす
季語:若水(わかみず)
元日の朝に汲む水のこと。年男や家の長が、恵方を拝んでから汲み上げる。手桶や柄杓は新しいものを使う。

2 件のコメント:

  1. それは貴重な思い出ですね。私は叔父さんが不自由な体になってからの記憶が多くて、この句の一場面は意外に思いました。きっと口数は少なかっただろうと想像しますが、親子の幸せが漂う一場面であったでしょう。じわじわと感動が膨らみました。

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    1. 新年の各地の模様をテレビで中継していました。「若水」を頭から何度もかぶり身を清める元旦の行事でした。「若水」と聞いて子供の頃の記憶が蘇りました。元日の朝、若い父が海岸へ「若水」を汲むのを、弟と見ていたことがありました。あの頃の父は不自由ながら元気でした。

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