2025年2月8日土曜日

春暁や生きねばならぬ呼気吸気

春暁や生きねばならぬ呼気吸気

の夜明けに思うこと。生きてゆくことを心に深く誓い深呼吸。
 しゅんぎょうや いきねばならぬ こききゅうき
季語:春暁(しゅんぎょう)
春の夜明けである。正確には暁は日の出前の未明をいい、夜の明ける気配はあるものの、あたりはまだ薄暗い。同じ夜明けでも曙は暁よりも遅く、日の出前をいう。

2 件のコメント:

  1. 息を吸い息を吐く。誰もが無意識にやっている生きるための動作を「生きねばならぬ」と意識してやる、という句ですね。呼吸の苦しさとコミュニケーションのしやすさを天秤に掛け、気管切開をするかしないか、自分で意思決定をしようとした、妹さんの悩みは尽きることはなかっただろうと思います。妹さんからの、生きようとする最後のメッセージを受け止めた、作者の気持ちが伝わりました。

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    1. 呼吸は「呼」息を吐く「吸」息を吸うことです。肺に一杯の新しい空気を吸い込むには、溜まった古い空気を吐き出さなければなりません。そのためにはゆっくりと息を吸い、より長くゆっくりと息を吐ききること。そう教えられたことを思いだしました。今は呼吸器の設定されたリズムの呼吸ですが、腹式呼吸を意識しようと思いました。

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