2025年3月8日土曜日

十四年デブリそのまま凍返る

十四年デブリそのまま凍返る

東日本大震災から十四年となりますが燃料デブリは溜まったまま。
 じゅうよねん でぶりそのまま いてかえる
季語:凍返る(いてかえる)
春になって暖かい日々が続いたところへ、突然寒い日が舞い戻ること。凍つは、大地や森羅万象が凍り付くことで冬の季語、それに返るが付いた。似た言葉に冴え返るもあるがこちらはより感覚的な把握の季語。

2 件のコメント:

  1. 「凍返る」先日の大船渡の山火事を詠んだ句に続いての登場です。この季語には、気持ちも凍り付くイメージがあります。東日本大震災以降、沢山の災害があり、ずいぶん昔の話しに思えますが、まだ後処理は遅々として進んでいないのですね。あの時は(もう原発は懲り懲り)と思ったのですが、今は(万一の対策さえしてくれれば)と気持ちが変わっています。人類はエネルギーを欲し、エネルギー消費によって地球環境が破壊され滅んで行くのかも。

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    1. 原子力発電は日本にとって夢のエネルギーとして日本各地に建設されてきました。使用済み核燃料の処分方法や最終処分地も決まらないまま稼働されてきました。そのさなか発生した東日本大震災と原発事故により核燃料が瓦礫と混ざりデブリとなって残りました。その処理は十四年そのままです。南海トラフ大地震が心配されようになり、再び想定外の揺れや津波が起きたらと想像すると恐ろしくなります。

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