2025年4月26日土曜日

燕飛ぶ放物線の焦点へ

燕飛ぶ放物線の焦点へ

燕が餌の虫をめがけて下降線を描き捉えた瞬間翻り上昇線を描く。
 つばめとぶ ほうぶつせんの しょうてんへ
季語:燕(つばめ)
燕は春半ば、南方から渡ってきて、人家の軒などに巣を作り雛を育てる。初燕をみれば春たけなわも近い。

3 件のコメント:

  1. 燕が餌の虫をめがけて飛び、捕らえるやいなや上空へ飛び去る。数秒の緊迫した映像を描写した句ですね。「焦点」の意味が難しかったです。虫眼鏡で日光を集中させて紙を燃やすアレですよね。「放物線の焦点」とは?放物線は何の軌跡?燕の飛び方は放物線とは違う気がして。

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    1. 燕が飛ぶのを見ていて、急降下して翻り急上昇する、その軌跡が放物線のグラフのようでした。燕が虫を捕らえた瞬間が放物線のグラフの焦点だと思いました。二次関数のおぼろげな記憶が一瞬蘇りました。

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  2. なるほど。ホームランの軌跡の放物線を思い描きましたが、急降下爆撃機的な逆放物線ですね。ありがとうございました。

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