2025年5月22日木曜日

親を追い親を追いこし燕の子

親を追い親を追いこし燕の子

親の背中を見て子は育ち、老いては子に従う。命は繋がってゆく。
 おやをおい おやをおいこし つばめのこ
季語:燕の子(つばめのこ)
その年に生まれた燕の子どもである。五、六羽の燕の子が、親から餌をもらうために大きな口を開けて巣から身を乗り出している姿はほほえましい。

2 件のコメント:

  1. 「燕の子」の句ですが、全ての動物、人間に当てはまる句です。歳を重ね、成人し、親を送って、初めて知る命の繋がり。歳を取ると全ての人にそれぞれの人生ドラマがあることに気付きます。全ての人が愛おしく、自分が住む土地の地理や歴史が愛おしく、そして国の地理や歴史が愛おしくなりました。もっと歴史を知り、旅をしたくなりました。

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    1. 燕の寿命は自然界では二~三年なのだそうです。南から海を渡ってやってきて子を育て再び海を渡って帰ってゆき、その燕が再びやってくるのは一度か二度。その生き方を何世代にも渡って続けていることに感動しました。燕に限らず生き物はみんなそれぞれ懸命に命をつないでいるんだなあと思いました。

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