2025年6月18日水曜日

今しがた落ちたばかりの実梅かな

今しがた落ちたばかりの実梅かな

炎天の道の真ん中にさっきはなかった梅の実が転がっている。
 いましがた おちたばかりの みうめかな
季語:実梅(みうめ)
熟さない梅の実をいう。梅は梅雨のころ、みずみずしい浅みどりの芳香のある実を結ぶ。固くて酸味が強いが、梅酢や、梅酒、煮梅などを作る。梅干は黄をすこし帯びた実を用いる。

2 件のコメント:

  1. 「今しがた落ちたばかりの」情緒があってとても良いですね。物理的に落ちたのですが、作者が見て、このように表現したことで、情景に命が吹き込まれたと思いました。この「実梅」は梅干しにも梅酒にもならず、地上で朽ちるのでしょうか。それとも一本の梅の木になるのでしょうか。

    返信削除
    返信
    1. 散歩に出ると梅の木の下には梅の実がたくさん落ちています。それを横目に木陰に入るといつもの猫たちがぐったりとあちこちに昼寝の真っ最中。私も早々に戻ることにして、梅の木の前に来るとアスファルトの道の真ん中に梅の実が。さっきはなかったので落ちたばかりに違いありません。

      削除