2025年7月12日土曜日

炎天のコールド負けの影法師

炎天のコールド負けの影法師

夏の高校野球の県予選コールド負けのチームのベンチ前の影法師。
 えんてんの こーるどまけの かげぼうし
季語:炎天(えんてん)
太陽の日差しが強く、焼け付くような真夏の空のこと。

2 件のコメント:

  1. 夏の高校野球県大会、炎天下での一瞬の情景を切り取った句ですね。強いコントラストで、まぶしい青空とは対照的に、ベンチ前にハッキリと黒い影法師が出来ている。それはコールド負けしたチームの無念を表しているようでもあります。

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    1. 炎天下の夏の高校野球の県大会ではコールドゲームとなる試合があります。思わぬ一方的な点差のため九回を戦えずに勝敗が決まってしまいます。試合後ベンチ前に整列した負けチームには夏の暑い日があたり影法師が伸びて、悔しさをにじませます。

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