2025年7月21日月曜日

砂山に佇てば沖より土用波

砂山に佇てば沖より土用波

子供のころ土用波の怖さを教えられたことを思い出しました。
 すなやまに たてばおきより どようなみ
季語:土用波(どようなみ)
立秋前の十八日間を夏の土用とするが、その頃の太平洋側は高波が押し寄せ手くることが多い。台風シーズンの秋も近い頃の波である。

2 件のコメント:

  1. 「砂山に佇てば」『立つ』ではなく『佇つ』としたことでニュアンスが伝わりました。梅雨明け後の静かな波が、お盆ごろから荒々しい土用波に変わります。空は快晴なのに海水浴の季節は終わった、そして夏休みの終わりが見えて来た、そんなこんなで悲しい気持ちになる頃。その時の気分を思い出させる句でした。

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    1. 梅雨が明けて今日は海の日、夏休みでもあり海へ出かける人か多くなります。ニュースでは各地の賑わう海水浴場の様子が流れます。そんな中、水の事故のニュースが流れると思い出すことがあります。砂浜を歩いて砂山に佇って沖を見ると波が次々と寄せてくる、地球の鼓動を感じた時でした。

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