2025年8月1日金曜日

八月や長き昭和の人熱れ

八月や長き昭和の人熱れ

八月の長い夏の印象は、昭和の長い夏の人いきれの中の記憶です。
 はちがつや ながきしょうわの ひといきれ
季語:八月(はちがつ)
立秋を迎え、暦の上では夏から秋へと季節はかわる月。実際にはしばらく暑い日が続くが、そうしたなかにも暑さはさかりを越え、徐々に秋の気配が濃くなってゆく。

2 件のコメント:

  1. 「人いきれ」人が多く集まって、体から出る熱気やにおいなどでむんむんすること。「長い昭和の」と言うことは、戦争や高度成長や東京オリンピックや大阪万博など、ひっくるめてということかな。作者にとって「八月」とはそういうことか。確かに令和の今に比べて、人口は多く、熱気があった印象です。

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    1. 毎日暑い日が続きますが、八月の暑さと言って浮かぶのは昭和という歴史から感じる暑さ(熱さ)です。自分は戦後生まれで戦争を知らない世代ですが、高度経済成長で世の中が沸き立って熱気が溢れていた、東京オリンピック、大阪万博、子どもの人口も多く、人々の熱さがあった昭和だと思います。

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