2025年9月10日水曜日

風に吹かれ行けば秋の蝉の声

風に吹かれ行けば秋の蝉の声

暑さの中に吹く風の心地よく秋の蝉の声が聞こえてきます。
 かぜにふかれゆけば あきのせみのこえ
季語:秋の蝉(あきのせみ)
立秋を過ぎて鳴く蝉のこと。盂蘭盆の頃の蝉の鳴き声にはまだまだ力強いものがある。夕方になると、油蝉などに混じってかなかなやつくつく法師も鳴き始める。秋も深まるにつれて蝉の声も弱弱しくなり、いつの間にか鳴き声もとだえてしまう。

2 件のコメント:

  1. 五七五とは違うリズムですが、抒情を感じる詩になっていると思いました。17音にまとまっているのは、いつもながら凄いと思います。散歩の情景でしょうか。真夏に比べて弱々しくなった「秋の蝉の声」が、儚く、暑い中にも季節の変化を感じたのですね。

    返信削除
    返信
    1. 散歩に出ると日射しは一時期よりは少し和らいだ気がしました。吹く風も心地よく感じました。蝉の声も降るような激しさはなく、秋の気配が感じられました。長い夏ももうやく移ろいを見せています。

      削除