2025年9月30日火曜日

霞む目に秋蝶のゆくへ見失ふ

霞む目に秋蝶のゆくへ見失ふ

窓の外を飛ぶ蝶を見つけたものの目で追いきれず見失ってしまう。
 かすむめに あきちょうのゆくえ みうしなう
季語:秋蝶(あきちょう)
立秋を過ぎてから見かける蝶のこと。春や夏の蝶にから比べるといくらか弱々しい印象を受ける。冬が近なるとその数もめっき り少なくなる。

2 件のコメント:

  1. 「霞む目」目の句が二つ続きましたね。「秋蝶のゆくへ見失ふ」せっかく飛んで来た秋蝶を、目で追いきれなかった残念な気持ちが伝わりました。弱った秋蝶の命の行方を見届けて応援したかった、という気持ちも含まれているように感じました。

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    1. 自分の目の衰えと、秋の蝶の弱々しいながらも生きている姿を重ね合わせながら見ていました。窓の外の蝶を目で追っているうちにふっと柱の陰に入ったあと見失ってしまいました。あの蝶はどこへ行ったのか。

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