2025年12月11日木曜日

空風の小腹を一つ日暮れかな

空風の小腹を一つ日暮れかな

からっ風に小腹が減ってポンと叩けばもう日が暮れて夕飯の時間です。
からかぜの こばらをひとつ ひぐれかな
季語:空風(からかぜ)
晴れた日に吹く北西の乾燥した季節風。ことに上州の空っ風は有名である。日本海側に雪を降らせて乾燥した風が、山脈をこえて関東平野に吹き荒れる。

2 件のコメント:

  1. 日本昔話のような、のんびりとしてとぼけた面白みがある句だと思いました。空風の「空」に、小腹が減ったという意味も持たせたのかな、と思いました。説明なしで句だけ読むと、ちょっと意味が分かりにくいように感じました。

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    1. 小腹が減ってきた午後三時、腹をなだめるようにポンと一つ打てば(打ったつもり)すっと空腹感がやみました。そうこうしているうちに、日が暮れて今度は本当に腹が減ってきたところへ、夕飯が来ました。

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