2019年9月22日日曜日

帰省母の三回忌

秋風や母は校歌を諳んじて

母は卒業した静岡市の森下小学校の校歌を覚えていてよく歌っていました
あきかぜや はははこうかを そらんじて
季語:秋風(あきかぜ)
秋になって吹く風。立秋のころ吹く秋風は秋の訪れを知らせる風である。秋の進行とともに風の吹き方も変化し、初秋には残暑をともなって吹き、しだいに爽やかになり、晩秋には冷気をともなって吹く。

帰省伯母の一周忌

守歌の軍歌覚えし幼 秋

子守唄にリズム感が良いのか背負われた途端「麦と兵隊」の歌詞ジンバジンバと言い出した話を思い出しました
もりうたの ぐんかおぼえし おさな あき
季語:秋(あき)
夏の次の季節。立秋から立冬の前日まで。わが国では俗に九・十・十一の三か月。陰暦では七・八・九の三か月。草木がもみじし、多くの植物が実る。

帰省あざやかな茶畑

故郷の茶畑の波秋彼岸

相良から出かけるときも帰るときも150号線の港橋の記憶がありましたが今回は牧之原IC経由だったので茶畑が印象的でした
ふるさとの ちゃばたけのなみ あきひがん
季語:秋彼岸(あきひがん)
秋分の日(九月二十三日ごろ)を中日とし、前後三日を含めた七日間を指す。お墓参りをし、おはぎを作ってご先祖に供える。

2019年9月18日水曜日

秋の空ゆく秋の蝶

どこまでが空どこまでも秋の蝶

空はどこまでなんだろうと眺めていると二匹の蝶が高く高く舞っていきました
どこまでがそら どこまでも あきのちょう 
季語:秋の蝶(あきのちょう) 
立秋を過ぎてから見かける蝶のこと。春や夏の蝶にから比べるといくらか弱々しい印象を受ける。

2019年9月16日月曜日

熱々のお粥

秋麗の舌灼く粥とすまし汁

お粥の余りの熱さにフガフガしていると「やっぱり熱かった?」え~笑い事じゃないよ!
しゅうれいの したやくかゆと すましじる 
季語:秋麗(しゅうれい) 
さわやかで穏やかな秋晴れの日に、春のうららかさを感じる秋の季語で「あきうらら」とも読む。

2019年9月15日日曜日

目薬は目に

目薬に口あけており秋うらら

目薬を点してもらうとき口をあけていました
めぐすりに くちあけており あきうらら 
季語:秋麗(あきうらら) 
さわやかで穏やかな秋晴れの日に、春のうららかさを感じる秋の季語で「しゅうれい」とも読む。

2019年9月12日木曜日

ツクツクホーシ

法師蝉坂にかかりし車椅子

久しぶりに聞いたツクツクホーシ車椅子を押す人にもツクツクホーシ
ほうしぜみ さかにかかりし くるまいす 
季語:法師蝉(ほうしぜみ) 
鳴き声は確かにツクツクホーシツクツクホーシと聞こえてくる。鳴き声を聞いていると一段と秋が深まる気がします。

2019年9月10日火曜日

台風一過の暑さ

異常気象自業自得か秋暑し

異常気象や地球温暖化の原因は人間社会に?
いじょうきしょう じごうじとくか あきあつし 
季語:秋暑し(あきあつし) 
立秋を過ぎた後の暑さ。例年、八月いっぱいくらいは暑い日がつづく。いったん涼しくなった後で、暑さがぶり返すこともある。

2019年9月7日土曜日

秋刀魚の夢

焼きたての秋刀魚の夢や朝の粥

夢で見た焼きたての秋刀魚に大根おろし!病院では夢のまた夢
やきたての さんまのゆめや あさのかゆ 
季語:秋刀魚(さんま) 
名のごとく形が刀に似て細長く秋を代表する魚。脂肪が多く塩焼きにして食べる。苦いはらわたもまたうまい。

2019年9月4日水曜日

秋の朝の目薬

目薬が目のど真ん中秋の朝

なかなか上手く点せない目薬が今朝は両目とも一回ですっきり 
めぐすりが めのどまんなか あきのあさ 
季語:秋の朝(あきのあさ) 
立秋を過ぎると、残暑が厳しくとも、朝夕は爽やかとなる。秋の朝というとその頃の印象が強い。仲秋から晩秋にかけては肌寒さを感じる朝も多くなる。