2024年1月14日日曜日

寒鴉鳴き交わしゆく空の青

寒鴉鳴き交わしゆく空の青

朝日の中を鴉が鳴き交わしながら飛んでいった空が冬の青さで輝いています。
ふゆがらす なきかわしゆく そらのあお
季語:冬鴉(ふゆがらす)
寒中に見る鴉をいう。ところどころ雪のある冬田の中を、鴉が餌を求めて歩く。一、二羽で現れることが多く、なんとなく哀れで親しみがわく。餌の無き、厳しい冬を生き抜く姿に惹かれるものがある。

2 件のコメント:

  1. 字面を見て「寒鴉」という具体的なもので始まり「空の青」という抽象的なもので終わったのはどうかな?と思いましたが、声に出して読むと「空の青」の映像が残って凄く良いと思いました。後は「鳴き交わしゆく」のが鴉で、大きいし黒いし鳴き声も風流でない、と思いましたが、それは私の偏見で「鴉」は悪くないですね。

    返信削除
    返信
    1. 一月の晴れた朝に聞く鴉の声は案外気持ち良い鳴き声だと思います。冬の青空を鳴きながら飛んでゆく鴉は空の青を目指してゆく意思を感じます。

      削除