2024年3月15日金曜日

出会ふ人別るる人や木の芽時

出会ふ人別るる人や木の芽時

転勤の職員さんと交代の職員さんと会い、定年退職の介助員さんと合う。
であうひと わかれるひとや このめどき
季語:木の芽時(このめどき)
樹木の芽吹きは、春先に見られる現象であるが、年一回春先にだけ芽吹く植物と主に春と秋の年数回芽吹く植物が存在する。また、春以外に、枝が折れたり選定などで伐採されると、新しい芽を出すために芽吹く場合がある。木の芽の彩は、植物により異なる。それは、芽吹き初期の成長速度の違いや葉表面の毛の有無のためである。新しい芽は、葉や茎の組織が柔らかいため、有毒成分を含まず香りや味が良い植物であれば食用にされる。(藤吉正明記)

2 件のコメント:

  1. 読むと心情が分かりジーンとする句です。お世話になった方が転勤してしまう別れは、今までの安心感が今後への不安感と変わり、もう会うことが無いという寂しさが胸に溢れます。木の芽時が転勤シーズンなのは日本だけでしょうか。寂しさが募る別れを木の芽が見守っているのは、出会う人との新しい日々もまた、素晴らしいものになるよと無言で教えてくれているように思えました。

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    1. 春は卒業、入学、就職、退職、転勤など出会いと別れの季節です。木々は新しい芽を出し、若草が萌え始めます。別れて行く人々も新しい環境と日々への期待に溢れ、その未来を想像し感謝とエールを送ります。

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