2025年2月12日水曜日

東風光る天神様の耳目かな

東風光る天神様の耳目かな

「東風吹かば匂い起こせよ梅の花…」天神様の耳目にあやかりたい。
 こちひかる てんじんさまの じもくかな
季語:東風(こち)
春に吹く東風。冬型の西高東低の気圧配置が崩れ、太平洋から大陸へ吹く。温かい風で雪を解かし、梅の花を咲かせるが、ときに、強風となって時化を呼ぶ風でもある。

2 件のコメント:

  1. 「東風光る」春一番の強風が、春の日射しをまとって光っている様でしょうか。「天神様の耳目かな」菅原道真公の見聞の広さは凄いなぁ、という感慨でしょうか。そして「東風」から「天神様」へとつながるのは、有名な「東風吹かば・・・」の短歌からの連想ですね。私にはちょっと分かりにくい句でした。

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    1. 東風ー梅ー菅原道真の連想からの句でしたが、実景は雛祭りの時飾られる天神飾りのキリッとした姿の印象です。立派な髭と眉、大きな耳と目の光、知識の広さと物事の本質を見極める聡明さを詠んだ句です。天神飾りは静岡県の志太榛原地区の風習だと聞いたことがあります。

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