2025年4月10日木曜日

日暮れきて雷雲兆す養花天

日暮れきて雷雲兆す養花天

朝は晴れて昼は花曇り夕暮れには嵐を予感させる雷雲が流れてくる。
 ひぐれきて らいうんきざす ようかてん
季語:養花天(ようかてん)
桜が咲く頃の曇り空を言う。雲が低く垂れ込めるほどではなく、比較的明るい曇り空である。太陽に暈がかかることもある。「養花天」は雲が花を養うという発想から生まれた言葉。

2 件のコメント:

  1. 「養花天」とは良い季語ですね。明るい花曇りの一日だったのが、日暮れ頃になりにわかに雷雲の兆しになった。一日の空の様子が早送り画像のように伝わりました。17音でこれだけの内容を美しい言葉で表現出来るのは、俳句という文芸に対しても、弘君に対しても凄いと思いました。

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    1. 満開の桜に雷雨は酷だなぁ!と思いながら空を眺めていると、日が暮れるに従って、薄曇りだった空の端から黒い雲が湧いてきました。天気予報で言っていた雷雲のようです。今夜は桜に嵐となりそうです。

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