2025年4月19日土曜日

弟とふたりぽっちや花菜畑

弟とふたりぽっちや花菜畑

昔、弟の運転でカニューレ交換のため母と通院の道すがら見た花菜畑。
 おとうとと ふたりぽっちや はななばた
季語:花菜畑(はななばた)
菜種の黄色い花。一面に広がる黄色の菜の花畑は晩春の代表的な景色。近世、菜種油が灯明として用いられるようになってから、関西を中心に栽培されるようになった。花の莟は食用にもなる。

4 件のコメント:

  1. 子供の頃、弟さんと二人で菜の花畑に居た思い出を詠んだ句かと思いました。亡きお母様も一緒に、弟さんと三人での道すがら見た菜花畑の思い出だったのですね。お母様も妹さんも亡くなられて「弟とふたりぽっち」になってしまった寂しい思いと、懐かしい菜花畑の思い出が重なった句なのですね。

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    1. 最近は菜の花を見ることはなくなり、昔見た情景を思い出します。菜の花の記憶は二つあります。一つは初めて入院した病院の屋上の一面の菜の花、二つ目は退院して月一度の通院の道すがら見た菜の花畑。その頃は母も妹も弟も元気で私の看護をしてくれていましたが、母が逝き、妹が逝き、今は弟とふたりぽっちです。

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  2. 一つ目は御前崎病院の屋上、二つ目は比木の菜の花畑ですか?

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    1. その通りです。あれから二十年、時の流れを感じます。

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