2025年5月16日金曜日

短夜や意次侯が夢の跡

短夜や意次侯が夢の跡

大河ドラマの老中田沼意次は故郷相良の藩主でもありました。
 みじかよや おきつぐこうが ゆめのあと
季語:短夜(みじかよ)
短い夏の夜をいう。春分の日から昼の時間が長くなり夜の時間は夏至にいたって、もっとも短くなる。その短さ、はかなさを惜しむ気持ちを重ねて夏の夜を呼んだのが短夜という季語である。

2 件のコメント:

  1. 前々回、意次が相良城落成を機にお国入りした場面が描かれましたが、相良城はわずか8年後に取り壊されたそうです。まさに句の通りです。相良城跡に建つ資料館2階は、現在NHK大河ドラマ館になっていて意次の衣装などが展示されています。全国からお客様が来ているようです。最も多いのは牧之原市民でなく静岡市民でした。リュックを背負った年配の方々が街を歩いていますよ。

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    1. 大河ドラマで田沼意次がお国入りした場面を見て、江戸時代の相良に思いを馳せました。現在の相良には城趾に建つ資料館がありますが、意次の描いた夢がどんなものだったのか想像するほかありません。あれこれ考えているうちに、松尾芭蕉の「夏草や兵どもが夢の跡」から浮かんだ一句です。意次は長く賄賂政治のレッテルを貼られていましたが良くなることを願います。

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