2025年5月17日土曜日

夏霧濃し深山幽谷の景

夏霧濃し深山幽谷の景

朝から霧が濃く空は薄墨を流した水墨画のような景色が広がる。
 なつぎりこし しんざん ゆうこくのけい
季語:夏霧(なつぎり)
ただ「霧」といえば秋の季語だが、夏にも霧はよく発生する。特に山地や海辺で出会うことが多い。また高原に広がる朝の霧は、その日訪れる暑さを思わせないほどの涼しさをもたらす。

2 件のコメント:

  1. 夏霧が濃く、見慣れた風景がまるで深山幽谷の水墨画のように見える。病院は箱根山の麓にあり、標高は高くありませんが、それでも霧が濃い日があるのですね。霧の風景はロマンチックで非日常を味わえますね。漢詩の一節を思わせる句でした。

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    1. 病院の辺りは箱根からの山風と相模湾からの海風の影響と地形の関係で霧が発生することが多いのかもしれません。今日は雨雲も湧いて余計に視界が薄墨を流したようです。

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