2025年5月25日日曜日

青梅や雨の匂ひの海風よ

梅や雨の匂ひの海風よ

梅雨入りはまだ先のはずなのに海からの湿った風に雨の気配が。
 あおうめや あめのにおいの うみかぜよ
季語:青梅(あおうめ)
熟さない梅の実をいう。梅は梅雨のころ、みずみずしい浅みどりの芳香のある実を結ぶ。固くて酸味が強いが、梅酢や、梅酒、煮梅などを作る。梅干は黄をすこし帯びた実を用いる。

2 件のコメント:

  1. 「青梅や」で季節がダイレクトに伝わります。「海風よ」との取り合わせも、病院から見える風景が自然に繋がって、とても良いと思いました。「青梅」の「あ」「雨の匂ひ」の「あ」「海風」の「う」、ア行のアクセントも心地よいと思いました。この日の情景が切り取られたとても良い句だと思いました。

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    1. 梅の実が育つ頃に降る雨を梅雨と言うように、青梅が生れば吹いてくる風にも湿気を感じ、梅雨の気配が強くなります。今年の梅のできはどうか、梅干しは美味しくできるか気になります。ご飯に梅干しはソウルフードです。

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