2025年5月26日月曜日

浮世絵より現し世へと黒揚羽

浮世絵より現し世へと黒揚羽

窓辺に突然現れた黒揚羽はまるで浮世絵から抜け出たようです。
 うきよえより うつしよへと くろあげは
季語:黒揚羽(くろあげは)
夏にみられる大型の蝶。キアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハなどの種類があり、いずれも羽の文様が美しい。春はやや小さめだが夏になると一回り大きくなる。

3 件のコメント:

  1. 私には黒揚羽が描かれた浮世絵は思い当たりませんでしたが、何か有名な浮世絵があるのでしょうか。それとも作者の直感が黒揚羽と浮世絵を結びつけたのでしょうか。この句を読めば、確かに作者が言わんとしたことが伝わります。黒揚羽の迫力ある美しさが、まるで浮世絵から抜け出たようだ、という審美眼は説得力があります。

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    1. 黒揚羽の飛ぶというより舞うような様子に優雅な美しさを感じました。連想したのは、大河ドラマの花魁道中と絵師たちの描く浮世絵のイメージでした。浮世絵に蝶を描いたものがあるかはわかりませんが、あるかもしれない、あってほしいと思いました。「浮世絵」と「現し世」の対比が気に入っています。

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  2. 「浮世絵」と「現し世」の対比は素晴らしいと思いました。「現し世」という言葉は私には思いも付かないです。

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