2025年6月25日水曜日

青時雨見覚えのある白い花

青時雨見覚えのある白い花

雨が降ったり止んだりの昼下がり、旧館の前に白い花が咲いている。
 あおしぐれ みおぼえのある しろいはな
季語:青時雨(あおしぐれ)
木々の青葉からしたたり落ちる水滴を時雨に見立てたことば。また、青葉若葉のころの時雨のような通り雨。時雨は本来は冬の季語だが、青葉の「青」を頭につけ、夏の雨の意としてる。

2 件のコメント:

  1. 「見覚えのある」が良いなぁと思いました。「白い花」の名は調べれば分かるかも知れませんが、「見覚えのある」とぼかすことで詩的になっていると感じました。「青」と「白」の対比も良いですね。読み手の想像を膨らませ、郷愁を呼び覚ますような句だと思いました。

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    1. 朝から雨が降ったり止んだり時雨模様で外にはでられそうもなかったのですが、晴れ間を狙って玄関から出てみました。雨上がりの日に煌めく青葉若葉を眺めながら、旧館の前に来ると見たことがある花なのに名前がわからない白い可愛らしい花が咲いていました。

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