真夏のような日の当たる大通りを行く人波は日陰に引き寄せられる。
かたかげに ろうにゃくなんにょ おおどおり
季語:片蔭(かたかげ)
午後の日差しが建物や塀などに影をつくる。歩くにも、少しでも日陰を選びたい夏。「緑陰」や「木下闇」とは、区別して用いたい季語。古くから長塀の片蔭などは存在していたのであるが、都市の構造物の変遷もあり、大正以降、よく使われだした季語でもある。
季語:片蔭(かたかげ)
午後の日差しが建物や塀などに影をつくる。歩くにも、少しでも日陰を選びたい夏。「緑陰」や「木下闇」とは、区別して用いたい季語。古くから長塀の片蔭などは存在していたのであるが、都市の構造物の変遷もあり、大正以降、よく使われだした季語でもある。
繁華街の大通りの日陰側だけに沢山の人達が歩いている、対照的に日が当たる側にはあまり人がいない。真夏のような日射しの下では自然にこのような情景になるのですね。ビル街では片陰がはっきりとしているでしょう。「老若男女」で賑わう様子が伝わります。的確な十七音で情景を上手く伝えていると感心しました。
返信削除テレビから流れる都会の大通りのインタビュー映像を眺めていると、口々に「暑いですねぇ!」と誰もが話してゆく。カメラが引いて通り全体の映像になると、日の当たる側を歩く人はまばらなのに、日陰の側には人の流れがますます増えてゆく。暑いと分かっていても人は行く。
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