2025年8月27日水曜日

花火果て闇の中より二つ星

花火果て闇の中より二つ星

花火俳句 5 / 5
花火が終わって闇が戻った天に二つの明るい星が輝やいている。
 はなびはて やみのなかより ふたつぼし
 季語:二つ星(ふたつぼし)
陰暦七月七日の七夕に、年に一度天の川を渡って出会う織姫星と彦星のこと。実際の星の名は琴座のベガと鷲座のアルタイル。

2 件のコメント:

  1. 「花火果て」美しい花火を見た充実感と共に、終わってしまった寂しさが胸の中に同居している。煙が消えた夜空に見えた二つ星は、静かに凛とした光を放っていたことでしょう。楽しかった余韻に浸りながらも、現実へと戻って行く作者の気持ちを表しているように感じられました。

    返信削除
    返信
    1. 花火が終わった夜空を見上げると二つの明るい星か輝いている。花火の一瞬の輝きと儚さの美しさと、二つ星の果てしない宇宙の悠久の時を輝き続ける美しさを見ることができた夜となりました。

      削除