海風は熱い海面の空気、その上に山越えの山風の更に熱い空気が。
うみかぜの なおそのうえに やまかぜもゆ
季語:炎ゆ(もゆ)
ぎらぎらと輝く太陽の強い日差しによって、万物が燃えるような熱気をいう。照りつける太陽に道路はゆらめき、あたかも炎を上げているようにも思える。この季語は多分に視覚に訴えるところがある。
季語:炎ゆ(もゆ)
ぎらぎらと輝く太陽の強い日差しによって、万物が燃えるような熱気をいう。照りつける太陽に道路はゆらめき、あたかも炎を上げているようにも思える。この季語は多分に視覚に訴えるところがある。
海風の上に山風が重なって吹いて来る。一見涼しそうに思いましたが、最後の「炎ゆ」でどんでん返し。今の天気を詠めばやはりこうだよな、と思いました。まさに天気番組の説明は句の通り。海面は暑く、山越えの風はフェーン現象で熱風と化す。6日は静岡市が40度越えとのこと、焼津から山を越える熱風が原因でしょう。
返信削除今回の気温40度超えの酷暑日となった解説を聞きました。日本近海の海面温度が異常に高く、暑く湿った海風が流れ込んでいたところへ、山越えのフェーン現象で更に熱くなった山風が重なって気温40度超えとなったとのことでした。海面温度は当分高い状態が続くので厳しい暑さは続くようです。
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