2019年10月29日火曜日

豪雨災害

血管のごと川がある秋の雨

大雨災害のニュースで数えきれない河川が血管のようにあること驚きました
けっかんのごと かわがある あきのあめ
季語:秋の雨(あきのあめ)
秋に降る雨のこと。初秋に降る暑さを和らげる雨、台風がもたらす強く激しい雨、晩秋の冷たい雨といろいろあるが、秋雨前線による秋の長雨が印象深い。

2019年10月25日金曜日

看護実習の最終日

実習の互いに慣れて秋一日

看護実習あっという間の三週間でした
じっしゅうの たがいになれて あきひとひ
季語:秋の日(あきのひ)
秋の日の光であり、秋の一日でもある。秋の太陽は残暑をもたらすが、しだいに爽やかになり、晩秋には目に見えて日差しも衰える。秋の一日は、秋分を過ぎるとしだいに日が短くなり、冬が近づくころには、釣瓶落としいわれるように、一気に暮れてしまう。

2019年10月23日水曜日

看護実習の天高し

天高し三浦岬が水平線

屋上から見えた海の水平線に三浦半島が伸びていました
てんたかし みうらみさきが すいへいせん
季語:天高し(てんたかし)
秋になると、大気が澄むので空が高くなったような感じがする。これが「秋高し」だが、「天高し」の方が一般的。

看護実習の秋の雲

青空に風の筆なる秋の雲

屋上から仰ぐ青空に伸び伸びとすじ雲がいくすじも
あおぞらに かぜのふでなる あきのくも
季語:秋の雲(あきのくも)
澄み切った蒼穹に浮かんでは消えてゆく秋の雲。鱗雲や巻積雲など秋の白い雲はくっきりと印象的である。

2019年10月22日火曜日

一年の長さ短さ

少年の迷い捨てたる秋の風

少年の一年は成長してゆく時間、大人の一年は老いてゆく時間、得ること、捨てることの積み重ね
しょうねんの まよいすてたる あきのかぜ
季語:秋の風(あきのかぜ)
秋になって吹く風。立秋のころ吹く秋風は秋の訪れを知らせる風である。秋の進行とともに風の吹き方も変化し、初秋には残暑をともなって吹き、しだいに爽やかになり、晩秋には冷気をともなって蕭条と吹く。

2019年10月17日木曜日

台風19号

山多き川なお多き台風禍

暴風雨、山は崩れ川は溢れて、大変な台風になってしまいました
やまおおき かわなおおおき たいふうか
季語:台風(たいふう)
北大平洋か南シナ海あたりに発生する熱帯低気圧で、最大風速が約毎秒十七メートル以上のものをいう。

2019年10月12日土曜日

狩野川台風なみの台風

台風は故郷かすめ箱根越ゆ

六十一年前の狩野川台風に似た台風が駿河湾から伊豆半島に上陸し箱根越え
たいふうは ふるさとかすめ はこねこゆ
季語:台風(たいふう)
北大平洋か南シナ海あたりに発生する熱帯低気圧で、最大風速が約毎秒十七メートル以上のものをいう。

2019年10月10日木曜日

新型ロマンスカー

ロマンスカーゆっくりとゆく秋の雲

病院の庭から見える踏切を新型ロマンスカーがゆっくり通過してゆきました
ろまんすかー ゆっくりとゆく あきのくも
季語:秋の雲(あきのくも)
澄み切った青空に浮かんでは消えてゆく秋の雲。鱗雲や巻積雲など秋の白い雲はくっきりと印象的である。

2019年10月8日火曜日

つかず離れず

車椅子つかず離れず秋の蝶

病院の庭を散歩していると、どこからともなく猫がついてきて、蝶が舞ってきました
くるまいす つかずはなれず あきのちょう
季語:秋の蝶(あきのちょう)
立秋を過ぎてから見かける蝶のこと。春や夏の蝶にから比べるといくらか弱々しい印象を受ける。

2019年10月6日日曜日

秋の夜明け

秋暁や助けられたる我が命

意識不明で救急搬送されたのは十四年前の今朝のことでした
しゅうぎょうや たすけられたる わがいのち
季語:秋暁(しゅうぎょう)
秋の夜明け。日の出が遅くなり、空気が冷たく感じられ澄んで くる。秋の深まりをひとしお感じる時間帯。

2019年10月4日金曜日

秋の夜長の呼吸器

呼吸器の蛇腹の管や長き夜

呼吸器を使い始めて14年になります。眠れずにいると気管切開した時のことを思い出しました
こきゅうきの じゃばらのくだや ながきよる
季語:長き夜(ながきよる)
秋の夜の長いことをいう。秋分が過ぎると、昼よりも夜が長くなり気分的にも、夜の長さが身にしみる。