2020年6月30日火曜日

五月雨::その中のひとしずく

人生の嗚呼五月雨のひとしずく

雨は地面に染み込んだり大河の一滴になったり、やがて大海となり、また雲になり雨になる。ふと輪廻転生ということを思い出しました。
じんせいの ああさみだれの ひとしずく
季語:五月雨(さみだれ)
陰暦五月に降る雨。梅雨時に降り続く雨のこと。梅雨は時候を表し、五月雨は雨を表す。農作物の生育には大事な雨も、長雨は続くと交通を遮断させたり水害を起こすこともある。 



2020年6月27日土曜日

梅雨長し:リハビリは根気

梅雨長し曲がったままの両手首

リハビリを受ける度に、曲がったままの手首を動かしながら、はたして良くなるのだろうかと思う。
つゆながし まがったままの りょうてくぴ
季語:梅雨(つゆ)
六月ごろ、ひと月にわたって降りつづく長雨。さみだれのこと。ちょうど梅の実の熟れるころなので梅雨ともいう。梅雨の季節をさすこともある。

2020年6月24日水曜日

梅雨の蝶:緑の中に白い蝶

黒板に書す白墨の文字梅雨の蝶

緑濃くなってきた窓辺に白い蝶がひらひらと舞ってきました、黒板に白墨ですらすらと書く文字のよう。
こくばんにしょす はくぼくのもじ つゆのちょう
季語:梅雨の蝶(つゆのちょう)
梅雨の晴れ間をとぶ蝶のこと。単に蝶では春の季語となる。

2020年6月18日木曜日

梅雨:陸橋くぐり通院

曇天にかかる陸橋くぐる梅雨

今にも降り出しそうな通院の途上いくつも陸橋をくぐり行き帰り。
どんてんに かかるりっきょう くぐるつゆ
季語:梅雨(つゆ)
六月ごろ、ひと月にわたって降りつづく長雨。さみだれのこと。ちょうど梅の実の熟れるころなので梅雨ともいう。梅雨の季節をさすこともある。

2020年6月17日水曜日

梅雨晴間:大きな目小さな目

人の目の千差万別梅雨晴間

マスクの人ばかりで目が目立ちます。大きな目小さな目、人さまざま、物事の見方も人それぞれ。
ひとのめの せんさばんべつ つゆはれま
季語:梅雨晴間(つゆはれま)
梅雨の最中にふと晴天がのぞくこと。

2020年6月15日月曜日

梅雨曇:血管が見えない?

梅雨曇採血の針刺し直す

月に一度の血液検査、取りやすそうな血管を探して三度目で左手の甲の血管で決着。痛テテテ。
つゆぐもり さいけつのはり さしなおす
季語:梅雨曇(つゆぐもり)
梅雨どきの曇り空。重い雲で覆われたどんよりとした空で ある。

2020年6月11日木曜日

紫陽花:なくてはならぬ

紫陽花の咲かなくなりし母の庭

母が植えて、毎年咲いていた紫陽花が、枯れてしまったとのメールが返ってきました。
あじさいの さかなくなりし ははのにわ
季語:紫陽花(あじさい)
日本の梅雨を代表する花。花びらのような四枚の萼の中心に粒状の花をつけ、これが集まって毬を形づくる。ピンク、白、青紫と花種も多く、また色が変わるので「七変化」ともよばれる。

2020年6月8日月曜日

青葉光:力が湧いてきます

まなうらを透きて溢るや青葉光

窓いっぱいの緑の光は生命力の象徴、目を閉じても溢れんばかりに感じられます。
まなうらを すきてあふるや あおばこう
季語:青葉光(あおばこう)
木々の若葉が成長し青葉となり日の光を返すこと。

2020年6月4日木曜日

夏始:トロンボーンの音色

夏始トロンボーンの息遣い

テレビでトロンボーンのソロ演奏を見て、伸びやかな音色と一瞬で息継ぐ奏法に感心しました。
なつはじめ とろんぼーんの いきづかい
季語:夏始(なつはじめ)
陽暦なら五月、陰暦なら卯月のころを指す。空はからりと晴れ渡り、暑さもまだそれほど強くはない。すがすがしい気候のころ。

2020年6月1日月曜日

迎へ梅雨:毎年のことながら

不眠とて食ふ時は食ふ迎へ梅雨

眠れぬまま、朝食になった途端に眠たくなってきた。外は雨、梅雨入りも近い。
ふみんとて くうときはくう むかえづゆ
季語:迎へ梅雨(むかえづゆ)
梅雨入りする前に、梅雨のごとく降る雨のこと。そのまま梅雨入りすることもあるが、回復して晴れの日が続くこともある。