2022年12月31日土曜日

耳慣れぬ流行りの歌や大晦日

耳慣れぬ流行りの歌や大晦日

紅白を見て「歌は世に連れ世は歌にに連れ」実感しました。
みみなれぬ はやりのうたや おおみそか
季語:大晦日(おおみそか)
晦日は三十日とも書き、月の第三十番目の日。転じて、月の末日をいう。大晦日は即ち一年の最後の十二月三十一日のこと。「大つごもり」ともいう。

2022年12月30日金曜日

ドキュメント見る間に暮るる小晦日

ドキュメント見る間に暮るる小晦日

ドキュメント番組に見入って気づけば日が暮れていました。
どきゅめんと みるまにくるる こつごもり
季語:小晦日(こつもごり)
大晦日の前日をいう。晦日は陰暦の月の末。十二月三十日にあたるので、小晦日は陰暦の十二月二十九日、陽暦の十二月三十日。

2022年12月29日木曜日

昼ごはん冷めかけており年のくれ

昼ごはん冷めかけており年のくれ

皆さん忙しそうで食事介助が遅くなりました。
ひるごはん さめかけており としのくれ
季語:年の暮(としのくれ)
十二月も押し詰まった年の終わりをいう。十二月の中旬頃から正月の準備を始める地方も多く、その頃から年の暮の実感が湧いてくる。現代ではクリスマスが終わったあたりからその感が強くなる。

2022年12月28日水曜日

咲き初めてまことに白き水仙花

咲き初めてまことに白き水仙花

仕事納めのリハビリ散歩、水仙の花が咲き始めていました。
さきそめて まことにしろき すいせんか
季語:水仙花(すいせんか)
ヒガンバナ科の多年草。花の中央には副花冠という部分が襟のように環状に立つ。ラッパ形のもの、八重のものなどがあり、すがすがしい芳香をもつ。

2022年12月27日火曜日

落葉降る「政治」に「カネ」とルビを振る

落葉降る「政治」に「カネ」とルビを振る

年の瀬になって四人目の大臣の交代、またか?!
おちばふる せいじにかねと るびをふる
季語:落葉(おちば)
晩秋から冬にかけて、落葉樹はすべて葉を落とす。散った木の葉ばかりでなく、木の葉の散る様子も地面や水面に散り敷いたようすも表わす。堆肥にしたり、焚き火にしたりする。

2022年12月26日月曜日

数へ日やリハビリ次は年明けて

数へ日やリハビリ次は年明けて

リハビリを終えてカレンダーを見て「次はもう来年ですね」
数え日や りはびりつぎは としあけて
季語:数へ日(かぞえび)
年内の残る日数が指で数えるほどになってきたことを感慨をこめて言う。忙しさが増し、落ち着かない日々が続く。

2022年12月25日日曜日

停戦を祈る灯クリスマス

停戦を祈る灯クリスマス

クリスマスもロシアによるウクライナへの攻撃がやみません。
ていせんを いのるともしび くりすます
季語:クリスマス(くりすます)
十二月二十五日を基督の降誕祭と定める。基督教になじみの薄いわが国においても、クリスマスツリーを飾るなど、この時期、街はクリスマス一色になる。クリスマス商戦が盛んになるなど、巷が騒がしくなる。

2022年12月24日土曜日

むかしむかし子供でありし聖夜かな

むかしむかし子供でありし聖夜かな

子供の頃はプレゼントを貰える嬉しい日でした、、、。
むかしむかし こどもでありし せいやかな
季語:聖夜(せいや)
クリスマスの前夜。12月24日の夜。クリスマスイブ。

2022年12月23日金曜日

丸刈りの頭なでられ年忘れ

丸刈りの頭なでられ年忘れ

今日は待ちに待った散髪でさっぱりと良い年忘になりました。
まるがりの あたまなでられ としわすれ
季語:年忘れ(としわすれ)
年末に一年の労苦をねぎらうために開く酒宴。忘年会。その年の労苦を忘れ、また息災に年末を迎えたことを祝う気持ちがある。年末に連歌の興行をしたことに始まるという。  

2022年12月22日木曜日

暮れかかる冬至の日射し希望かな

暮れかかる冬至の日射し希望かな

冬至を過ぎれば徐々に日が長くなると聞けば希望を感じます。
くれかかる とうじのひざし きぼうかな
季語:冬至(とうじ)
二十四節の一つで太陽が最も南行し、一年中で昼が最も短く、夜が長い日。十二月二十二日頃にあたる。無病息災を祈って柚子風呂に入ったり、粥や南瓜を食したりする。 

2022年12月21日水曜日

濃く薄く日に揺らめいて冬紅葉

濃く薄く日に揺らめいて冬紅葉

冬の深まりに緑から赤まで色鮮やかな冬紅葉の遊歩道。
こくうすく ひにゆらめいて ふゆもみじ
季語:冬紅葉(ふゆもみじ)
周辺が枯れを深めるなかの紅葉であり、また、冬になってから色が際立ってくる庭園や寺社などの紅葉でもある。

2022年12月20日火曜日

歯医者きて奥歯をさわる寒さかな

歯医者きて奥歯をさわる寒さかな

前に治療した奥歯の状態の確認の結果は良好でした。
はいしゃきて おくばをさわる さむさかな
季語:寒さ(さむさ)
体感で寒く感じること、と同時に感覚的に寒く感じることもいう。心理的に身がすくむような場合にも用いる。

2022年12月19日月曜日

換気する寒気に乾く口と喉

換気する寒気に乾く口と喉

寒くても換気は必要なれど乾燥してカラカラに。
かんきする かんきにかわく くちとのど
季語:季語よみがな体感で寒く感じること、と同時に感覚的に寒く感じることもいう。心理的に身がすくむような場合にも用いる。

2022年12月18日日曜日

毛布肩までかけてさぶ源内忌

毛布肩までかけてさぶ源内忌

予報どおり氷点下になった今日は寒暖計を作った平賀源内忌。
もうふかたまで かけてさぶ げんないき
季語:毛布(もうふ)
寝具などに用いる厚地の毛織物。ひざ掛けにしたり、掛け布団の下に入れたりして寒さを防ぐ。

2022年12月17日土曜日

冬半ばなる断捨離と聞こえくる

冬半ばなる断捨離と聞こえくる

俳の瀬が近づいて何かと慌ただしくなります。
ふゆなかばなる だんしゃりと きこえくる
季語:冬半ば(ふゆなかば)
大雪から小寒の前日までをいう。寒さが厳しくなり、霜も降り始める。

2022年12月16日金曜日

冬の夜の枕の下に蝉の鳴く

冬の夜の枕の下に蝉の鳴く

聴力検査の音のような耳鳴りがしている夜。
ふゆのよの まくらのしたに せみのなく
季語:冬の夜(ふゆのよ)
「寒き夜」「夜半の冬」などともいう。冬の夜はさえざえと空気が澄んで、星や月も美しく見える。

2022年12月15日木曜日

冬空や雲は地球のため息か

冬空や雲は地球のため息か

人間は勝手なことを言ったりしたりしてるなぁと地球の声。
ふゆぞらや くもはちきゅうの ためいきか
季語:冬空(ふゆぞら)
本州を縦断する山脈の影響で、太平洋側は冷たい青空の日が多い のに対し、日本海側は厚い雪雲に覆われる日が多い。

2022年12月14日水曜日

冬紅葉猫はねぐらに籠りきり

冬紅葉猫はねぐらに籠りきり

寒いとは思いましたが、冬紅葉の散歩道やはり猫はいない。
ふゆもみじ ねこはねぐらに こもりきり
季語:冬紅葉(ふゆもみじ)
周辺が枯れを深めるなかの紅葉であり、また、冬になってから色が際立ってくる庭園や寺社などの紅葉でもある。

2022年12月13日火曜日

プレゼントなんにもなくて十二月

プレゼントなんにもなくて十二月

二十二歳のあなたへ、あなたはあなたのままでそのままで。
ぷれぜんと なんにもなくて じゅうにがつ
季語:十二月(じゅうにがつ)
陽暦の十二月。一年の最終月である。新年を迎える準備など何かと済ませるべきことが多く、あわただしさを感じさせる月である。

2022年12月12日月曜日

さまざまな戦いのあり十二月

さまざまな戦いのあり十二月

今年の漢字は「戦」でした。さまざまな戦いがありました。
さまざまな たたかいのあり じゅうにがつ
季語:十二月(じゅうにがつ)
陽暦の十二月。一年の最終月である。新年を迎える準備など何かと済ませるべきことが多く、あわただしさを感じさせる月である。

2022年12月11日日曜日

身にまとうのは光のみ冬木立

身にまとうのは光のみ冬木立

冬の光を浴びて立つ冬木立は凛々しく美しいものです。
みにまとうのは ひかりのみ ふゆこだち
季語:冬木立(ふゆこだち)
冬の樹木「冬木」が群立しているさまをいう。落葉樹も常緑樹も冬木ではあるが、葉を落とした冬枯れの裸木の木立は、鬱蒼と茂る夏木立と対照的にものさびしいものである。

2022年12月10日土曜日

うたた寝のまたうとうとと冬うらら

うたた寝のまたうとうとと冬うらら

冬晴の暖かさと穏やかさにうとうとしてしまいます。
うたたねの またうとうとと ふゆうらら
季語:冬うらら(ふゆうらら)
小春日が初冬の季語であるのに対し冬日和は厳寒の季語になる。よく晴れた冬の穏やかなひと日は、雪国の人たちにとって貴重な一日となる。

2022年12月9日金曜日

海を見にゆきたき心冬夕焼

海を見にゆきたき心冬夕焼

海の夕焼けは心にしみます。寒さは我慢しても見に行たい。
うみをみに ゆきたきこころ ふゆゆやけ
季語:冬夕焼(ふゆゆやけ)
単に「夕焼」といえば夏の季語だが、「冬の夕焼」「春の夕焼」「秋の夕焼」と一年中季語としてある。冬の夕焼は、枯木立や建物のコントラストが美しく、束の間ではあるが印象深い。類題に「寒夕焼」「寒茜」もあるが、冬の夕焼に比べると、より寒中にある感が強い。 

2022年12月8日木曜日

Let it be 短日の過ぎてゆく

Let it be 短日の過ぎてゆく

12月8日は開戦の日でありジョンレノンが亡くなった日。
れっといっとびー たんじつの すぎてゆく
季語:短日(たんじつ)
冬の日の短いことをいう。秋分以降、十一月、十二月と日暮は早くなり、冬至は最も日中の時間が短くなる。

2022年12月7日水曜日

数え行くサンタの飾り冬日和

数え行くサンタの飾り冬日和

渡り廊下の飾りつけを見ながらクリスマスライブ会場へ。
かぞえゆく さんたのかざり ふゆびより
季語:冬日和(ふゆびより)
小春日が初冬の季語であるのに対し冬日和は厳寒の季語になる。よく晴れた冬の穏やかなひと日は、雪国の人たちにとって貴重な一日となる。

2022年12月6日火曜日

勝敗は時の運とは片時雨

勝敗は時の運とは片時雨

「PK戦は時の運だから」と言われても、、、。
しょうはいは ときのうんとは かたしぐれ
季語:片時雨(かたしぐれ)
空の一方では時雨が降り、また別な方角では晴れていること。

2022年12月5日月曜日

勝つことを祈りつつ問う冬の雨

勝つことを祈りつつ問う冬の雨

試合の時間が遅くてライブでは見れない!再放送で見るか。
かつことを いのりつつとう ふゆのあめ
季語:冬の雨(ふゆのあめ)
冬に降る雨のこと。音もなく蕭々と降る冷たい雨は人を芯から凍えさせる。気温 が下がると、霙から雪に変わる雨でもある。

2022年12月4日日曜日

金銀の落葉光臨してきたる

金銀の落葉光臨してきたる

落葉が日を浴びて金色銀色に光りながら舞い落ちてきます。
きんぎんの おちばこうりん してきたる
季語:落葉(おちば)
晩秋から冬にかけて、落葉樹はすべて葉を落とす。散った木の葉ばかりでなく、木の葉の散る様子も地面や水面に散り敷いたようすも表わす。堆肥にしたり、焚き火にしたりする。

2022年12月3日土曜日

親指のささくれ抜けて日向ぼこ

親指のささくれ抜けて日向ぼこ

朝から気になっていたささくれを取ってもらってヤレヤレ。
おやゆびの ささくれぬけて ひなたぼこ
季語:日向ぼこ(ひなたぼこ)
冬の日射しを浴びてじっと暖まること。風のない陽だまりで浴びる日射しは、ことのほか暖かい。お茶を飲んだり世間話をしたり、楽しいひと時である。

2022年12月2日金曜日

寒暁や歓喜ふたたび時差こえて

寒暁や歓喜ふたたび時差こえて

ワールドカップでドイツに勝って!スペインにも勝って!!
かんぎょうや かんきふたたび じさこえて
季語:寒暁(かんぎょう)
明けるのが遅い冬の朝は薄暗く、夜の寒さがそのまま残っている。氷りついて水道が出なかったり、霜が降りていたりする。北国では一夜のうちに、家が埋もれるほど雪が積もることも珍しくない。

2022年12月1日木曜日

街はイルミネーション節電の冬

街はイルミネーション節電の冬

街はイルミネーションが華やかですが今年の冬は節電だとか。
まちは いるみねーしよん せつでんのふゆ
季語:冬(ふゆ)
四季のひとつ。二十四節気の立冬十一月八日頃から立春前日二月三日頃までの期間。陽暦ではだいたい十二月・一月・二月、天文学上は冬至から春分までの期間をいう。