俳句いきてゆくこと
日々の出来事や思いを俳句にしています
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2021年1月31日日曜日
空っ風あらいざらしの空の青
空っ風あらいざらしの空の青
空っ風に吹かれて雲の白さ空の青さが新鮮です。
からっかぜ あらいざらしの そらのあお
季語:空っ風(からっかぜ)
晴れた日に吹く北西の乾燥した季節風。ことに上州の空っ風は有名である。
2021年1月30日土曜日
春近しスラスラ終わるアンケート
春近しスラスラ終わるアンケート
国立病院機構のアンケートをインターネットで送信。
はるちかし すらすらおわる あんけーと
季語:春近し(はるちかし)
寒さも峠を越して、春が訪れようとする感じをいう。「春待つ」には心持ちが入るが、春近しはその季節の感じを詠む場合が多い。
2021年1月29日金曜日
散髪の四温日和となりにけり
散髪の四温日和となりにけり
今年初めての散髪、いい天気になりました。
さんぱつの しおんびよりと なりにけり
季語:四温(しおん)
春が近い頃の気象現象。ほぼ七日間周期で天気が変化する。三日ほど寒い日が続いたあとで四日ほど暖かい日がつづく。
2021年1月28日木曜日
透き通る冬の終わりの昼の月
透き通る冬の終わりの昼の月
テレビで見たお天気カメラの透き通るような昼の月。
すきとおる ふゆのおわりの ひるのつき
季語:晩冬(ばんとう)
陰暦十二月の異名。冬の最後の月のこと。小寒(一月五日頃)から立春の前日(二月三日頃)の一ヶ月。厳しい冬の果ての風情と、かすかな春の到来を感受できる頃。
2021年1月27日水曜日
冬うらら火災報知器異常なし
冬うらら火災報知器異常なし
火災報知器の点検が無事終わりました。
ふゆうらら かさいほうちき いじょうなし
季語:冬麗(ふゆうらら)
厳しい冬の寒さは、時折、空のよく晴れたあたたかで穏やかな日和を人々にもたらす。小春は初冬だが、それ以降の日和を指す。
2021年1月26日火曜日
新人も図太さみせる冬日かな
新人も図太さみせる冬日かな
もうすぐ一年、新人さんも頼りにしています。
しんじんも ずぶとさみせる ふゆひかな
季語:冬日(ふゆひ)
冬の一日と冬の太陽の両方の意味で使われる。歳時記によっては「冬の日」「冬日」と別立てのものもある。
2021年1月25日月曜日
早起きの母のあかぎれ魔法瓶
早起きの母のあかぎれ魔法瓶
魔法瓶にお湯を入れる母の手の指は絆創膏だらけ。
はやおきの ははのあかぎれ まほうびん
季語:皸(あかぎれ)
寒さにより血行が悪くなった手足に乾燥が加わり、皮膚の表面に亀裂が生じ裂けた状態。血が出ることもある。
2021年1月24日日曜日
耳ざとく目ざとくなるや寒の朝
耳ざとく目ざとくなるや寒の朝
物音や物影に敏感になる朝の寒さ。
みみざとく めざとくなるや かんのあさ
季語:寒(かん)
寒の入(小寒の日)から、立春の前日までをいう。単に寒とも寒中ともいう。
2021年1月23日土曜日
冬の日にしらじら倒竹二三本
冬の日にしらじら倒竹二三本
竹藪の中に倒れた竹が二三本。
ふゆのひに しらじらとうちく にさんぼん
季語:冬の日(ふゆのひ)
冬の太陽や日射。もしくは冬の一日のことをいう。太陽をさす場合は冬日という言い方もある。
2021年1月22日金曜日
冬眠の夢の途中や我が暮らし
冬眠の夢の途中や我が暮らし
寝ても覚めてもベッドの上の入院生活。
とうみんの ゆめのとちゅうや わがくらし
季語:冬眠(とうみん)
冬期、ある種類の動物がものを食べることをやめ、活動を停止して眠ったような状態で過ごすこと。へび、かえる、とかげなど、 変温動物が行う。はりねずみやこうもりなどの哺乳類にも見られ るが、こちらは完全な冬眠ではなく、ときどき目を覚まして排泄や摂食をする。
2021年1月21日木曜日
日脚伸ぶいうこときかぬこの手足
日脚伸ぶいうこときかぬこの手足
少しずつ日が長くなってきた感がありますが、もどかしい手足です。
ひあしのぶ いうこときかぬ このてあし
季語:日脚伸ぶ(ひあしのぶ)
年も明けて、少しずつ日が長くなることをいう。一月も終わりの頃になると、日が長くなったなあという感慨にとらわれることがある。冬木の芽もしだいにふくらみ、春が近いことを感じる。
2021年1月20日水曜日
大寒や生きているという実感
大寒や生きているという実感
大寒の厳しい寒さも生きていることの証。
だいかんや いきているという じっかん
季語:大寒(だいかん)
二十四節気の一つ。陽暦の一月二十一日ごろにあたり、このころから立春までの間が、一年のうちで最も寒さが厳しい。
2021年1月19日火曜日
竹藪の燃え上がるごと冬暁
竹藪の燃え上がるごと冬暁
竹藪を赤々と染めて日が射してきました。
たけやぶの もえあがるごと ふゆあかつき
季語:冬暁(ふゆあかつき)
明けるのが遅い冬の朝は薄暗く、夜の寒さがそのまま残っている。
2021年1月18日月曜日
ひだまりのほとり落葉のふきだまり
ひだまりのほとり落葉のふきだまり
ひだまりの落葉は吹き寄せられたり掃き寄せられたり。
ひだまりの ほとりおちばの ふきだまり
季語:落葉(おちば)
晩秋から冬にかけて、落葉樹はすべて葉を落とす。散った木の葉ばかりでなく、木の葉の散る様子も地面や水面に散り敷いたようすも表わす。
2021年1月17日日曜日
よく見れば明日が見える枯木立
よく見れば明日が見える枯木立
阪神淡路大震災から二十六年、明日は必ずやって来る。
よくみれば あしたがみえる かれこだち
季語:枯木立(かれこだち)
落葉樹が冬になって、すべての棄を落とした状態になること。枯れたように見えることから枯木というが、立ち枯れの木のことではない。
2021年1月16日土曜日
土曜日のドライシャンプー冬日和
土曜日のドライシャンプー冬日和
土曜日はドライシャンプーの日。いい天気です。
どようびの どらいしゃんぷー ふゆびより
季語:冬日和(ふゆびより)
小春日が初冬の季語であるのに対し冬日和は厳寒の季語になる。よく晴れた冬の穏やかなひと日は、雪国の人たちにとって貴重な一日となる。
2021年1月15日金曜日
「春の海」聞こえてきたる小正月
「春の海」聞こえてきたる小正月
廊下からフルートとピアノの「春の海」が聞こえてきました。
はるのうみ きこえてきたる こしょうがつ
季語:小正月(こしょうがつ)
元日の大正月に対して一月十五日を小正月という。満月の日を年の始とした太古の名残であり、旧暦時代の小正月は満月の日に当たる。
2021年1月14日木曜日
宅配の葛湯届いて冬ぬくし
宅配の葛湯届いて冬ぬくし
掛川の、これっしか処から葛湯が届きました。
たくはいの くずゆとどいて ふゆぬくし
季語:冬ぬくし(ふゆぬくし)
冬のさなかの暖かい日のこと。つめたい風も吹かない穏やかな日和。冬の恵まれた一日である。
2021年1月13日水曜日
鋭角の三角形の冬日向
鋭角の三角形の冬日向
冬の日向は嬉しいですがすぐに狭まってしまいます。
えいかくの さんかっけいの ふゆひなた
季語:冬日向(ふゆひなた)
冬は日照時間が短く、すぐに暮れてしまう。それだけに昼間の日差しをいっぱいに浴びたいという思いがこもる。
2021年1月12日火曜日
初刷の感想集の賑わいや
初刷の感想集の賑わいや
十一月の感想集も盛りだくさんの内容で大賑わいでした。ありがとうございました。
はつずりの かんそうしゅうの にぎわいや
季語:初刷(はつずり)
新年になつて初めて届く新聞や出版物などのこと。インクの匂いなどにも年の刷新を感じる。
2021年1月11日月曜日
成人の日もう子供には戻れない
成人の日もう子供には戻れない
大人になりたかった子供は、もうコドモには戻れないオトナに。光陰矢の如し。
せいじんのひ もうこどもには もどれない
季語:成人の日(せいじんのひ)
一月の第二月曜日、国民の祝日である。過去一年間に満二十歳になった青年男女を祝福する。市町村では祝賀の式典をおこなう。
2021年1月10日日曜日
初場所の休場力士数多なる
初場所の休場力士数多なる
コロナ禍でも開催することなった初場所ですが休場力士が65人だとか。
はつばしょの きゅうじょうりきし あまたなる
季語:初場所(はつばしょ)
大相撲一月場所のこと。東京の両国国技館で行われる。見物人に和服姿の女性も多く、館内は正月らしい雰囲気に包まれる。
2021年1月9日土曜日
病窓にへばりつきたる冬の虫
病窓にへばりつきたる冬の虫
窓ガラスに見たことのない虫が一匹。何虫か朝から昼までかかって、コクゾウムシじゃないか?で決着。
びょうそうに へばりつきたる ふゆのむし
季語:冬の虫(ふゆのむし)
秋美しい声で鳴いていたこおろぎなども寒くなると、短く弱々しく縁の下などで鳴いている。絶えゆく前の声はあわれを誘う。
2021年1月8日金曜日
小寒や「竹林」という地図記号
小寒や「竹林」という地図記号
窓から見える竹藪は寒中でも生き生きと緑色。竹林の地図記号は、なるほど!というデザインです。
しょうかんや ちくりんという ちずきごう
季語:小寒(しょうかん)
二十四節気のひとつ、陰暦十二月の節で冬至の後十五日、太陽暦の一月五日頃に当たる。寒の入りの日で寒さが本格化してくる。
2021年1月7日木曜日
七日粥どれが芹やら薺やら
七日粥どれが芹やら薺やら
春の七草と言えば、せりなずな…ですが、どれがどれやら?コロナウイルスも追い祓え!
なのかがゆ どれがせりやら なずなやら
季語:七日粥(なのかがゆ)
七草粥。一月七日の人日の節句に七草を粥や雑炊に炊き込んで食べると、一年の邪気を祓うとされる。
2021年1月6日水曜日
昼食は五分菜食の六日なり
昼食は五分菜食の六日なり
今年初めての五分菜食は六日でした。やはり五分菜食は美味い。
ちゅうしょくは ごぶさいしょくの むいかなり
季語:六日(むいか)
正月六日のこと。節日である七日正月の前日で、この日に年をとりなおすといって、麦飯をたいて、赤イワシを食べる風習がある。
2021年1月5日火曜日
はや五日あくびを一つ日が暮れる
はや五日あくびを一つ日が暮れる
三が日もあっという間に過ぎてもう五日。あくびをすればもう日が暮れます。
はやいつか あくびをひとつ ひがくれる
季語:五日(いつか)
一月五日。正月気分がいくらか希薄になつてくるころ。
2021年1月4日月曜日
尚更に人の恋しき寝正月
尚更に人の恋しき寝正月
新型コロナの感染が収まりません。人と合えない、人と会いたくて仕方がない、正月です。
なおさらに ひとのこいしき ねしょうがつ
季語:寝正月(ねしょうがつ)
正月、あくせく動くこともなく、家に籠ったきりのんびり過ごすことをいう。
2021年1月3日日曜日
金団の一口うまし三日かな
金団の一口うまし三日かな
正月ももう三日。朝食のきんとんが美味い。
きんとんの ひとくちうまし みっかかな
季語:三日(みっか)
正月三日のこと。三が日の終わりの日である。
2021年1月2日土曜日
駅伝のランナー光る初箱根
駅伝のランナー光る初箱根
正月の明るい日差しを浴びて、今年も箱根駅伝が始まりました。小田原中継所は病院の目の前ですが、テレビ観戦です。
えきでんの らんなーひかる はつはこね
季語:初箱根(はつはこね)
正月に初めて眺める箱根山。箱根駅伝の往路のゴール、復路のスタート地点。
2021年1月1日金曜日
初茜明けの看護師声明るし
初茜明けの看護師声明るし
部屋からは日の出は見えませんが、窓の外が茜色に染まってきます。夜勤明けの看護師さん介護士さんの明るい声、今年もよろしくお願いします。
はつあかね あけのかんごし こえあかるし
季語:初茜(はつあかね)
元日の朝の茜空。明けきらないのであたりはまだ薄暗い。
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