2022年5月31日火曜日

献立表くばり行く人夏燕

献立表くばり行く人夏燕

来週からの献立表が配られてきました。
こだてひょう くばりゆくひと なつつばめ
季語:夏燕(なつつばめ)
夏に飛ぶ燕である。燕は、春、南方から渡ってきて繁殖活動に入 る。四月下旬から七月にかけて二回産卵する。雛を育てる頃の燕 は、子燕に餌を与えるため、野や町中を忙しく飛び回る。

2022年5月30日月曜日

口遊むフォークソングや風五月

口遊むフォークソングや風五月

たまたま聴いた70年代フォークソング懐しく心地よかったです。
くちずさむ ふぉーくそんぐや かぜごがつ
季語:五月(ごがつ)
この月から夏に入るが、まだ、暑さや湿気が少ない。新緑が萌え て、一年の中でも特に清々しさを感じられる頃である。

2022年5月29日日曜日

緑陰や太陽はいま中天に

緑陰や太陽はいま中天に

太陽が高くなるほど緑陰は濃く深くなります。
りょくいんや たいようはいま ちゅうてんに
季語:緑陰(りょくいん)
夏の日差しのもとのよく繁った木の陰をいう。日差しが強くなってくると緑陰の涼しさは何よりである。緑陰で読書をしたり昼寝をしたり、家族で食卓を囲んだりするのも楽しい。

2022年5月28日土曜日

看護師の指導看護師夏燕

看護師の指導看護師夏燕

新人の看護師を教えるベテラン看護師は一生懸命です。
かんごしの しどうかんごし なつつばめ
季語:夏燕(なつつばめ)
夏に飛ぶ燕である。燕は、春、南方から渡ってきて繁殖活動に入 る。四月下旬から七月にかけて二回産卵する。雛を育てる頃の燕 は、子燕に餌を与えるため、野や町中を忙しく飛び回る。

2022年5月27日金曜日

全身に一直線に青嵐

全身に一直線に青嵐

青葉を吹いてきた風の青さが身に沁みこむようです。
ぜんしんに いっちょくせんに あおあらし
季語:青嵐(あおあらし)
青葉の茂るころに吹きわたるやや強い風。若々しく力強い感じがする季語である。

2022年5月26日木曜日

一つづつメール返信夕薄暑

一つづつメール返信夕薄暑

たまっていたメールの返信を一つづつ。
ひとつづつ めーるへんしん ゆうはくしょ
季語:薄暑(はくしょ)
初夏の頃、やや汗ばむほどの暑さをいう。大正年間に定着した季語。夏のはじめの感覚的な季語である。

2022年5月25日水曜日

葉隠に梅の実あまた地にも落ち

葉隠に梅の実あまた地にも落ち

梅の木は青葉の中に青梅がなって、色づいた実が落ちていました。
はがくれに うめのみあまた ちにもおち
季語:梅の実(うめのみ)
熟さない梅の実をいう。梅は梅雨のころ、みずみずしい浅みどりの芳香のある実を結ぶ。固くて酸味が強いが、梅酢や、梅酒、煮梅などを作る。梅干は黄をすこし帯びた実を用いる。

2022年5月24日火曜日

明るさは梅雨の走りの空の色

明るさは梅雨の走りの空の色

この時期は晴れると梅雨明けのような明るい空になります。
あかるさは つゆのはしりの そらのいろ
季語:梅雨の走り(つゆのはしり)
梅雨入りする前の五月下旬に、梅雨のごとく降る雨のこと。そのまま梅雨入りすることもあるが、回復して晴れの日が続くこともある。

2022年5月23日月曜日

梅雨近し舌に残るや海老の殻

梅雨近し舌に残るや海老の殻

昼食の途中舌に残った硬いものは海老の殻でした。
つゆちかし したにのこるや えびのから
季語:梅雨(つゆ)
六月ごろ、ひと月にわたって降りつづく長雨。さみだれのこと。ちょうど梅の実の熟れるころなので梅雨ともいう。梅雨の季節をさすこともある。

2022年5月22日日曜日

夕薄暑マウス壊れていまいたる

夕薄暑マウス壊れていまいたる

調子が悪かったマウスがとうとう壊れてしまいました。
ゆうはくしょ まうすこわれて しまいたる
季語:薄暑(はくしょ)
初夏の頃、やや汗ばむほどの暑さをいう。大正年間に定着した季語。夏のはじめの感覚的な季語である。

2022年5月21日土曜日

脇道を行けば深まる夏落葉

脇道を行けば深まる夏落葉

舗装された遊歩道から脇道に入ると落葉道になっていました。
わきみちを ゆけばふかまる なうおちば
季語:夏落葉(なつおちば)
松、杉、樫、椎、樟などの常緑樹のことを常磐木という。これらは初夏の新芽萌える頃に古い葉を徐々に落とす。そのさまは冬の落ち葉と違って人知れず葉を落とす。

2022年5月20日金曜日

エレベーターで蚊の待ち伏せを喰らう

エレベーターで蚊の待ち伏せを喰らう

エレベーターに乗ってドアが閉まるや否や蚊が顔の前に。
えれべーたーで かのまちぶせを くらう
季語:蚊(か)
夏、人や家畜の血を吸う小さな虫。蠅同様、人に嫌われる。夜分出ることが多いが、藪蚊などは昼も出てる。蚊帳を吊ったり、蚊遣火を焚いたりして、蚊が近づくことを防ぐ。蚊柱は、蚊が交尾のために群れている状態をいう。

2022年5月19日木曜日

暑き日や注射三本尻の穴

暑き日や注射三本尻の穴

診察の結果、注射三本で済みましたが場所が場所だけに痛っ!
あつきひや ちゅうしゃさんぼん しりのあな
季語:暑き日(あつきひ)
夏の暑い日であり、暑い日照でもある。太陽の光がぎらぎらとして、燃え立つような一日である。

2022年5月18日水曜日

木漏れ日や数えきれない若楓

木漏れ日や数えきれない若楓

日差しを避けて木陰に入ると若楓から木漏れ日が降るようでした。
こもれひや かぞえきれない わかかえで
季語:若楓(わかかえで)
楓の若葉のこと。楓は、秋の紅葉もさることながら、初夏の若葉の美しさもまた格別のものがある。

2022年5月17日火曜日

風呂の順一番となる薄暑かな

風呂の順一番となる薄暑かな

一番風呂は出た後また汗ばんできて、また汗を流したくなります。
ふろのじゅん いちばんとなる はくしょかな
季語:薄暑(はくしょ)
初夏の頃、やや汗ばむほどの暑さをいう。大正年間に定着した季語。夏のはじめの感覚的な季語である。

2022年5月16日月曜日

よく見れば気づく緑雨の美しさ

よく見れば気づく緑雨の美しさ

窓の外を眺めていると新緑に降る雨の美しさに気がつきます。
よくみれば きづくりょくうの うつくしさ
季語:緑雨(りょくう)
夏の雨の代表的なものは梅雨、夕立など。これら以外の夏の雨の総称。新樹の若葉にふる雨。

2022年5月15日日曜日

することのなき梅雨寒の日曜日

することのなき梅雨寒の日曜日

雨が降ったり止んだり寝ているばかりの日曜日。
することのなき つゆざむの にちようび
季語:梅雨寒(つゆざむ)
雨が降り続く梅雨のころの冷えをいう。往時の田植えの頃でもあり、農家の人は寒いので布子を着ることもあった。

2022年5月14日土曜日

テキパキとシーツ交換初夏の午後

テキパキとシーツ交換初夏の午後

忘れていたシーツ交換を一日遅れでしてもらいました
てきぱきと しーつこうかん しょかのごご
季語:初夏(しょか)
陽暦なら五月、陰暦なら卯月のころを指す。空はからりと晴れ渡り、暑さもまだそれほど強くはない。まことにすがすがしい気候のころで、大型連休を利用して行楽客が山や海へ繰り出す。

2022年5月13日金曜日

走り梅雨風呂の熱気の溢れ来る

走り梅雨風呂の熱気の溢れ来る

風呂場の熱気が廊下を伝って部屋に流れてきます。
はしりづゆ ふろのねっきの あふれくる
季語:走り梅雨(はしりつゆ)
梅雨入りする前の五月下旬に、梅雨のごとく降る雨のこと。そのまま梅雨入りすることもあるが、回復して晴れの日が続くこともある。

2022年5月12日木曜日

耳鳴りの頭重たき走り梅雨

耳鳴りの頭重たき走り梅雨

耳鳴りに梅雨模様が重なって余計に鬱陶しい。
みみなりの あたまおもたき はしりづゆ
季語:走り梅雨(はしりづゆ)
梅雨入りする前の五月下旬に、梅雨のごとく降る雨のこと。そのまま梅雨入りすることもあるが、回復して晴れの日が続くこともある。

2022年5月11日水曜日

しなやかに強かに生き春紫苑

しなやかに強かに生き春紫苑

春紫苑は見かけによらず繁殖力が強いようです。
しなやかに したたかにいき はるじおん
季語:春紫苑(はるしおん)
キク科の二年草。高さ30~60センチ。全体がヒメジョオンに似るが、茎は中空で、葉の基部は茎を抱き、5月ごろ開花。花は紅がかった白色で、つぼみのときはうなだれている。北アメリカの原産で、日本には大正年間に帰化し、主に関東地方にみられる。

2022年5月10日火曜日

雨上がり遠く富士見ゆ清和かな

雨上がり遠く富士見ゆ清和かな

雨がやんで雲が晴れると遠くに富士が輝いて見えました。
あめあがり とおくふじみゆ せいわかな
季語:清和(せいわ)
初夏の爽やかな天気のこと。清らかでのどやかなさまをいう。

2022年5月9日月曜日

リハビリの再開したる迎へ梅雨

リハビリの再開したる迎へ梅雨

コロナで中止していたリハビリが今日から再開しました。
りはびりの さいかいしたる むかえづゆ
季語:迎へ梅雨(むかえづゆ)
梅雨入りする前の五月下旬に、梅雨のごとく降る雨のこと。そのまま梅雨入りすることもあるが、回復して晴れの日が続くこともある。

2022年5月8日日曜日

嫌というほど膝ぶつけらる夕薄暑

嫌というほど膝ぶつけらる夕薄暑

夕食前に体を上に上げてもらうとき膝をベッド柵にガツン!
いやというほど ひざぶつけらる ゆうはくしょ
季語:薄暑(はくしょ)
初夏の頃、やや汗ばむほどの暑さをいう。大正年間に定着した季語。夏のはじめの感覚的な季語である。

2022年5月7日土曜日

新緑の光満ちたる朝かな

新緑の光満ちたる朝かな

部屋中が新緑の緑色の光に染まる清々しい朝になりました。
しんりょくの ひかりみちたる あしたかな
季語:新緑(しんりょく)
初夏の初々しい若葉の緑をいう。その頃のさわやかな気候ともあいまって、目にしたものの気持ちを清々しくしてくれる。また段々と緑を増してゆく木々の微妙な色の違いも、この季節ならではのもの。

2022年5月6日金曜日

海を見に今すぐ行かむ夏始め

海を見に今すぐ行かむ夏始め

風もなく穏やかな陽気に海を見に行きたくなりました。
うみをみに いますぐゆかん なつはじめ
季語:夏始め(なつはじめ)
陽暦なら五月、陰暦なら卯月のころを指す。空はからりと晴れ渡り、暑さもまだそれほど強くはない。まことにすがすがしい気候のころで、大型連休を利用して行楽客が山や海へ繰り出す。

2022年5月5日木曜日

新緑やキラキラ子等の目のヒカリ

新緑やキラキラ子等の目のヒカリ

子供等の真っ直ぐな眼差しは未来への希望を感じます。
しんりょくや きらきらこらの めのひかり
季語:新緑(しんりょく)
初夏の初々しい若葉の緑をいう。その頃のさわやかな気候ともあいまって、目にしたものの気持ちを清々しくしてくれる。また段々と緑を増してゆく木々の微妙な色の違いも、この季節ならではのもの。

2022年5月4日水曜日

デーゲーム観戦日和みどりの日

デーゲーム観戦日和みどりの日

プロ野球中継の満員のスタンド、白球が飛ぶ緑鮮やかな芝。
でーげーむ かんせんびより みどりのひ
季語:みどりの日(みどりのひ)
国民の祝日で五月四日。「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ことを趣旨とする。

2022年5月3日火曜日

生まれる前から憲法記念の日

生まれる前から憲法記念の日

憲法記念日が五月三日に決まるまで色々議論があったようです。
うまれるまえから けんぽう きねんのひ
季語:憲法記念日(けんぽうきねんび)
五月三日。現行の日本国憲法が施行されたのは昭和二十二年のこの日。その日を記念して国民の祝日にしたのがこの季語である。ゴールデンウィークの一日にあたり、憲法をめぐっての色々の問題をよそに、一般には家族などの行楽の一日としても親しまれている。

2022年5月2日月曜日

茶畑を吹き渡り来て若葉風

茶畑を吹き渡り来て若葉風

茶畑を吹き渡って来た風が今は若葉を揺らしている。
ちゃばたけを ふきわたりきて わかばかぜ
季語:若葉風(わかばかぜ)
おもに落葉樹の新葉のこと。やわらかく瑞々しい。若葉をもれくる日ざし、若葉が風にそよぐ姿、若葉が雨に濡れるさまなどいずれも美しい。

2022年5月1日日曜日

夏近し茶畑光りをりにけり

夏近し茶畑光りをりにけり

茶摘が始まる頃の光り輝く茶畑には未来を感じます。
なつちかし ちゃばたけひかり おりにけり
季語:夏近し(なつちかし)
春もまもなく終わろうという頃、空の色や日差しの強さ、木々の盛んな様子などに夏が近いことを実感する。躍動的な夏が近づいてくることへの期待感。厳しい暑さが到来することへの覚悟。「夏隣」ともいう。