2023年3月31日金曜日

春眠やアイパッチはがされて覚む

春眠やアイパッチはがされて覚む

心地よく眠っていたところでアイパッチをはがされました。
しゅんみんや あいぱっち はがされてさむ
季語:春眠(しゅんみん)
春の眠りをいう。長閑で暖かい春は寝心地よく夜が明けても、中々目が覚めない。「唐詩選」中の孟浩然の詩「春眠暁を覚えず、処処啼鳥を聞く」に由来する季語。昼夜を問わず朝方の眠り(朝寝)をさすこともある。

2023年3月30日木曜日

爪のびて一々引っかかる日永

爪のびて一々引っかかる日永

それほど伸びてはいないのに爪があちこちに引っかかる。
つめのびて いちいちひっかかる ひなが
季語:日永(ひなが)
春になり、昼の時間が伸びて来ることをいう。実際は夏のほうが春より日が長いが、心理的には冬に比べて、春は日が長く感じられる。

2023年3月29日水曜日

満開の桜青空花盛り

満開の桜青空花盛り

今日の散歩では真っ青な空に満開の桜が映えて見事でした!
まんかいの さくらあおぞら はなざかり
季語:桜(さくら)
桜は花の中の花。古来より詩歌に歌われ、日本人に愛されてきた花である。もともとは、山野に自生する野生種であったが、江戸末期から明治にかけて、栽培種である染井吉野が誕生し、現在では、桜といえば染井吉野をさす。桜は神話の時代から、春を代表する花であったが、一時、中国から伝わった梅に、その地位を奪われる。『万葉集』集中の歌でも、梅の歌は桜の二倍以上になる。桜が梅に替わって、再び春を代表する花となったのは平安時代で、『古今集』では多くの桜の歌が見られるようになる。紫宸殿の「左近の桜」も最初は梅であったが、梅が枯れた後は桜に植えかえられた。

2023年3月28日火曜日

晴れさうな降りさうな空春半ば

晴れさうな降りさうな空春半ば

朝から曇り空で昼頃空が明るくなりましたが結局は曇り空。
はれそうな ふりそうなそら はるなかば
季語:春半ば(はるなかば)
三春(初春・仲春・晩春)のうちの半ば。ほぼ陽暦の三月にあたる。はじめは春浅い感じが少し残っているが、日を追って春の気が満ちてくる。

2023年3月27日月曜日

子育てに忙しきカラス山笑う

子育てに忙しきカラス山笑う

カラスの巣作りが済んで子育てが始まったようです。
こそだてに せわしきからす やまわらう
季語:山笑う(やまわらう)
草木が芽吹き、花が咲き鳥のさえずる春の山を擬人化して「山笑ふ」といった。中国北宋の画家郭煕の「郭煕画譜」による季語である。夏の山の「山滴る」、秋の山の「山装ふ」、冬の山「山眠る」に対応する季語である。

2023年3月26日日曜日

養花天ユーカリを食むコアラかな

養花天ユーカリを食むコアラかな

桜のニュースの後にユーカリの葉を食むコアラのニュース。
ようかてん ゆーかりをはむ こあらかな
季語:養花天(ようかてん)
桜が咲く頃の曇り空を言う。雲が低く垂れ込めるほどではなく、比較的明るい曇り空である。太陽に暈がかかることもある。「養花天」は雲が花を養うという発想から生まれた言葉。

2023年3月25日土曜日

ふるさとの母の桜は咲きたるや

ふるさとの母の桜は咲きたるや

地の桜が開花や満開の様ですが母の桜は咲いただろうか。
ふるさとの ははのさくらは さきたるや
季語:桜(さくら)
桜は花の中の花。古来より詩歌に歌われ、日本人に愛されてきた花である。もともとは、山野に自生する野生種であったが、江戸末期から明治にかけて、栽培種である染井吉野が誕生し、現在では、桜といえば染井吉野をさす。桜は神話の時代から、春を代表する花であったが、一時、中国から伝わった梅に、その地位を奪われる。『万葉集』集中の歌でも、梅の歌は桜の二倍以上になる。桜が梅に替わって、再び春を代表する花となったのは平安時代で、『古今集』では多くの桜の歌が見られるようになる。紫宸殿の「左近の桜」も最初は梅であったが、梅が枯れた後は桜に植えかえられた。

2023年3月24日金曜日

花疲れよりWBC疲れかな

花疲れよりWBC疲れかな

花見はまだしていませんがWBCの観戦の余韻に包まれて。
はなづかれより だぶりゅびーしー づかれかな
季語:花疲れ(はなづかれ)
花見に出掛けたあとの疲れ。そのころの気候や、人出の多い中を歩き回った疲れもあるが、花の美しさに酔いしれたあとの疲れは大きい。ものうさやけだるさ。単なる疲れではなく艶なるものを秘めた言葉でもある。

2023年3月23日木曜日

花ぐもり病理検査の報せくる

花ぐもり病理検査の報せくる

健康は誰もが願うこと健康を取り戻されることを祈ります。
はなぐもり びょうりけんさの しらせくる
季語:花曇(はなぐもり)
桜が咲く頃の曇り空を言う。雲が低く垂れ込めるほどではなく、比較的明るい曇り空である。太陽に暈がかかることもある。「養花天」は雲が花を養うという発想から生まれた言葉。

2023年3月22日水曜日

山笑ふ世界一なり二刀流

山笑ふ世界一なり二刀流

筋書きがあるようなは筋書きのないWBC決勝で勝利、世界一!
やまわらう せかいいちなり にとうりゅう
季語:山笑ふ(やまわらう)
草木が芽吹き、花が咲き鳥のさえずる春の山を擬人化して「山笑ふ」といった。中国北宋の画家郭煕の「郭煕画譜」による季語である。夏の山の「山滴る」、秋の山の「山装ふ」、冬の山「山眠る」に対応する季語である。

2023年3月21日火曜日

劇的な逆転サヨナラ!春分の日

劇的な逆転サヨナラ!春分の日

日本中が注目してたWBC準決勝はドキドキハラハラ名勝負!
げきてきな ぎゃくてんさよなら しゅんぶんのひ
季語:春分の日(しゅんぶんのひ)
三月二十一日前後。戦後、国民の祝日として法律で定めれられた。「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日とされている。昼夜の長さがほぼ等しく、彼岸の中日にあたる。この頃から暖かくなり、行楽に適した日和となる。

2023年3月20日月曜日

春風や草刈機の音の無情

春風や草刈機の音の無情

春風の中に草刈機のためらいもない音が聞こえてくる。
はるかぜや くさかりきのおとの むじょう
季語:春風(はるかぜ)
春に吹く風をいう。草花やこの芽を育み、鳥のさえずるを誘う、暖かく穏やかな風である。

2023年3月19日日曜日

グランドにたっぷりと撒く春の水

グランドにたっぷりと撒く春の水

選抜高校野球のグランドにたっぷりと撒かれる水が爽快です。
ぐらんどに たっぷりとまく はるのみず
季語:春の水(はるのみず)
春の水というと温かくなめらかな印象がある。春になると、雪解けの水や雨で、川や池などの水かさが増す。水面は光り輝き、水音も高くなる。万物の命をはぐくむ水でもある。淡水に言い、海水には使わない。

2023年3月18日土曜日

お彼岸の巣を出入りする鴉かな

お彼岸の巣を出入りする鴉かな

雨の彼岸の入りとなりましたが鴉は今日も巣を出たり入ったり。
おひがんの すをでいりする からすかな
季語:彼岸(ひがん)
春分の日を中日として、その前後三日の計七日間を指す。このころになると、「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように寒さも治まる。先祖の墓参りなどの行事がある。

2023年3月17日金曜日

かすみ目を拭ってみても朝霞

かすみ目を拭ってみても朝霞

かすむ目を拭っても拭ってもぼんやりとした景色。
かすみめを ぬぐってみても あさがすみ
季語:霞(かすみ)
春の山野に立ち込める水蒸気。万物の姿がほのぼのと薄れてのどかな春の景色となる。同じ現象を夜は「朧」とよぶ。

2023年3月16日木曜日

家系図を辿るひと時春の昼

家系図を辿るひと時春の昼

送っていただいた家系図を辿って見る春の昼。
かけいずを たどるひととき はるのひる
季語:春の昼(はるのひる)
春の真昼をいう。明るく暖かく閑かなものである。

2023年3月15日水曜日

桜まだまだと振り向く猫の顔

桜まだまだと振り向く猫の顔

遊歩道の途中にいた猫が「桜ならまだまだ」と言いそう。
さくらまだまだと ふりむく ねこのかお
季語:桜(さくら)
桜は花の中の花。古来より詩歌に歌われ、日本人に愛されてきた花である。もともとは、山野に自生する野生種であったが、江戸末期から明治にかけて、栽培種である染井吉野が誕生し、現在では、桜といえば染井吉野をさす。桜は神話の時代から、春を代表する花であったが、一時、中国から伝わった梅に、その地位を奪われる。『万葉集』集中の歌でも、梅の歌は桜の二倍以上になる。桜が梅に替わって、再び春を代表する花となったのは平安時代で、『古今集』では多くの桜の歌が見られるようになる。紫宸殿の「左近の桜」も最初は梅であったが、梅が枯れた後は桜に植えかえられた。

2023年3月14日火曜日

桜咲く東京ヒートアイランド

桜咲く東京ヒートアイランド

東京で桜が開花しましたが、ヒートアイランド現象が原因?
さくらさく とうきょう ひーとあいらんど
季語:桜(さくら)
桜は花の中の花。古来より詩歌に歌われ、日本人に愛されてきた花である。もともとは、山野に自生する野生種であったが、江戸末期から明治にかけて、栽培種である染井吉野が誕生し、現在では、桜といえば染井吉野をさす。桜は神話の時代から、春を代表する花であったが、一時、中国から伝わった梅に、その地位を奪われる。『万葉集』集中の歌でも、梅の歌は桜の二倍以上になる。桜が梅に替わって、再び春を代表する花となったのは平安時代で、『古今集』では多くの桜の歌が見られるようになる。紫宸殿の「左近の桜」も最初は梅であったが、梅が枯れた後は桜に植えかえられた。

2023年3月13日月曜日

春雷や風の音かと思いしが

春雷や風の音かと思いしが

雷鳴なのか風音なのか紛らわしい春の雷でした。
しゅんらいや かぜのおとかと おもいしが
季語:春雷(しゅんらい)
春に鳴る雷をいう。特に立春を過ぎてから初めてなる雷を初雷という。春の雷には積乱雲の起こす夏の雷の烈しさはない。

2023年3月12日日曜日

春暁や西に明るき月一つ

春暁や西に明るき月一つ

カーテンを開けると薄暗い西の空に月が光っていました。
しゅんぎょうや にしにあかるき つきひとつ
季語:春暁(しゅんぎょう)
春の夜明けである。正確には暁は日の出前の未明をいい、夜の明ける気配はあるものの、あたりはまだ薄暗い。同じ夜明けでも曙は暁よりも遅く、日の出前をいう。

2023年3月11日土曜日

東北の震災跡や花は咲く

東北の震災跡や花は咲く

東日本大震災跡の更地にも花は咲き歌も聞こえてくる。
とうほくの しんさいあとや はなはさく
季語:花(はな)
花といえば桜。しかし、花と桜は同じ言葉ではない。桜といえば植物であることに重きがおかれるが、花といえば心に映るその華やかな姿に重心が移る。いわば肉眼で見たのが桜、心の目に映るのが花である。

2023年3月10日金曜日

春風やいちごババロアおかわりを

春風やいちごババロアおかわりを

昼食のデザートは手作りいちごババロア、おかわりしました。
はるかぜや いちごばばろあ おかわりを
季語:春風(はるかぜ)
春に吹く風をいう。草花やこの芽を育み、鳥のさえずるを誘う、暖かく穏やかな風である。

2023年3月9日木曜日

暖かやただそれだけの嬉しさよ

暖かやただそれだけの嬉しさよ

4月5月並の暖かさが嬉しい一日でした。
あたたかや ただそれだけの うれしさよ
季語:暖か(あたたか)
暑くも寒くもないほどよい温度。冬の寒さを越えてきた身には、暖かさは体で感じるばかりでなく、心にも大きく働く。四季の体感温度をあらわす季語として、夏の「暑し」、秋の「冷やか」、冬の「寒し」に相応する。

2023年3月8日水曜日

寝転んで空見てみたい春の草

寝転んで空見てみたい春の草

遊歩道脇の春の草が柔らかそうで気持ちよさそうで。
ねころんで そらみてみたい はるのくさ
季語:春の草(はるのくさ)
春の大地に萌えでた草。芹や蓬、虎杖など食用になるものも多く、いずれもみずみずしく、やわらかい。

2023年3月7日火曜日

受精した卵子のような朧月

受精した卵子のような朧月

朧月の柔らかな光を見ると、受精卵の命の誕生を連想します。
じゅせいした らんしのような おぼろづき
季語:朧月(おぼろづき)
春の夜の朧な月をいう。澄んだ秋の月に対し、春の月は水蒸気のベールがかかったように見える。暈のかかることもある。

2023年3月6日月曜日

啓蟄や這って歩いたのはむかし

啓蟄や這って歩いたのはむかし

土を踏んた記憶は土踏まずにかすかに残っているけれど。
けいちつや はってあるいた のはむかし
季語:啓蟄(けいちつ)
二十四節気の一つで三月六日ころ。「啓」は「ひらく」、「蟄」は「土の中で冬ごもりしている虫」の意で、冬眠していた蛇や蛙などが暖かさに誘われて穴から出てくるころとされる。実際に虫が活動を始めるのはもっと暖かくなってからである。

2023年3月5日日曜日

少年の春の記憶や飛行場

少年の春の記憶や飛行場

子供の頃フェンス越しに見た立川飛行場を思い出しました。
しょうねんの はるのきおくや ひこうじょう
季語:春(はる)
四季の一つで、立春(二月四日頃))から立夏(五月六日頃)の前日までの期間をいう。動植物の生育が活発になる季節で、春という言葉には、もののときめく明るいひびきがある。

2023年3月4日土曜日

高枝のあの辺りらし鴉の巣

高枝のあの辺りらし鴉の巣

二羽が代わる代わる飛んでくる木に巣を作ったはようです。
たかえだの あのかたりらし からすのす
季語:鴉の巣(からすのす)
烏の繁殖期は春で、高い樹の上に巣を作る。普通、木の枝を組み 合わせて作るが、人家に近いところでは、針金のハンガーなども 巣の素材になる。営巣を始めると鴉は警戒心が極端に強くなる。

2023年3月3日金曜日

防虫剤ほのかににほふ雛飾

防虫剤ほのかににほふ雛飾

飾るときは気になる防虫剤の匂いもほのかになってきます。
ぼうちゅうざい ほのかににほふ ひなかざり
季語:雛飾(ひなかざり)
三月三日、女の子の健やかな成長を願うお祭である。雛人形を飾り、白酒や雛あられをふるまって祝う。

2023年3月2日木曜日

春一番もうすぐやめる人もいて

春一番もうすぐやめる人もいて

春は異動の季節、新しい出会いもあれば別れもあります。
はるいちばん もうすぐやめる ひともいて
季語:春一番(はるいちばん)
立春後、はじめて吹く強い南寄りの風。この風で草木の芽がほどけはじめ、春の本格的な訪れとなる。もともとは漁師言葉である。

2023年3月1日水曜日

花曇ひとつ年取る生まれ月

花曇ひとつ年取る生まれ月

早咲きの桜が咲き始めたようです、私も早生まれなんです。
はなぐもり ひとつとしとる うまれづき
季語:花曇(はなぐもり)
桜が咲く頃の曇り空を言う。雲が低く垂れ込めるほどではなく、比較的明るい曇り空である。太陽に暈がかかることもある。「養花天」は雲が花を養うという発想から生まれた言葉。