俳句いきてゆくこと
日々の出来事や思いを俳句にしています
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2023年8月31日木曜日
スーバームーン参上す夏の果
スーバームーン参上す夏の果
猛暑続きの八月の終わりスーパームーンで良い夜になりました。
すーぱーむーん さんじょうす なつのはて
季語:夏の果(なつのはて)
夏の終りである。果てる、終る、の語には物悲しい思いがつきまとう。帰省や避暑などが終わり、去り行く夏が惜しまれる。
2023年8月30日水曜日
風はなお熱を孕んで百日紅
風はなお熱を孕んで百日紅
久しぶりに散歩に出ると残暑の光と風と百日紅の紅が真夏です。
かぜはなお ねつをはらんで ひゃくじつこう
季語:百日紅(ひゃくじつこう)
梅雨明けごろから九月末まで咲き続ける木の花。「百日紅(ひゃくじつこう)」の名は、百日ものあいだ咲きつづけることに由来する。花の色は紅のほかに白、紫もある。樹幹の肌が滑らかで、「猿も滑る」ところからこの名がある。
2023年8月29日火曜日
秋暑し柴漬けとろろ旨し旨し
秋暑し柴漬けとろろ旨し旨し
昼ごはんで食べた柴漬けととろろは喉ごし良く旨かったです。
あきあつし しばづけとろろ うましうまし
季語:秋暑し(あきあつし)
立秋を過ぎた後の暑さ。例年、八月いっぱいくらいは暑い日がつづく。いったん涼しくなった後で、暑さがぶり返すこともある。
2023年8月28日月曜日
爪と髪ばかりが伸びる秋暑し
爪と髪ばかりが伸びる秋暑し
爪と髪の毛がやけに伸びるし、残暑はいつまで続くのか!
つめとかみ ばかりがのびる あきあつし
季語:秋暑し(あきあつし)
立秋を過ぎた後の暑さ。例年、八月いっぱいくらいは暑い日がつづく。いったん涼しくなった後で、暑さがぶり返すこともある。
2023年8月27日日曜日
流れ行く雲それぞれの秋思かな
流れ行く雲それぞれの秋思かな
元気で楽しそうな人を見ると悩みなどないんだろうかと思う。
ながれゆく くもそれぞれの しゅうしかな
季語:秋思(しゅうし)
秋になって、心に何かを感じたり思ったりをすることをいう。春は春愁といい、秋は秋思という。愁いに比べ、、思いは乾いた感じがある。
2023年8月26日土曜日
秋雷やフラッシュバックする記憶
秋雷やフラッシュバックする記憶
久しぶり聞いた雷鳴に昔の記憶が蘇りました。よく停電しました。
しゅうらいや ふらっしゅばっく するきおく
季語:秋雷(しゅうらい)
たんに雷といえば夏の季語であるが、秋にも入道雲が湧いて雷が鳴ったり、寒冷前線の影響で雷雨がもたらされたりする。
2023年8月25日金曜日
夕空に一頭はぐれ秋の蝶
夕空に一頭はぐれ秋の蝶
残暑の一日の夕近きころ窓の外を蝶が舞ってゆきました。
ゆうぞらに いっとうはぐれ あきのちょう
季語:秋の蝶(あきのちょう)
立秋を過ぎてから見かける蝶のこと。春や夏の蝶にから比べるといくらか弱々しい印象を受ける。冬が近なるとその数もめっき り少なくなる。
2023年8月24日木曜日
夏負けや甲子園ロスに違いない
夏負けや甲子園ロスに違いない
夏
の高校野球観戦の興奮が冷めて、さてこれからどうしよう。
なつまけや こうしえんろすに ちがいない
季語:夏負け(なつまけ)
暑さに参ってしまい食欲がなくなり、体重が極端に減ってしまうこと。油っこいものが食べられないので、そうめんや冷麦などで すませてしまうことも多い。
2023年8月23日水曜日
南から雲つぎつぎと処暑の空
南から雲つぎつぎと処暑の空
晴れた空に南から雲が次々と流れきて蒸し暑くなってきます。
みなみから くもつぎつぎと しょしょのそら
季語:処暑(しょしょ)
二十四節気の一つ。立秋の十五日後で、八月二十二、二十三日ごろ。「処」は暑さが収まる意だが、実際はまだまだ暑い日が続く。台風が頻繁にやってくる時期にもあたる。
2023年8月22日火曜日
御無沙汰を遺影に詫びる残暑なほ
御無沙汰を遺影に詫びる残暑なほ
花に囲まれて遺影の叔母さんは昔と同じ優しい笑顔です。
ごぶさたを いえいにわびる ざんしょなお
季語:残暑(ざんしょ)
立秋を過ぎた後の暑さ。例年、八月いっぱいくらいは暑い日がつづく。いったん涼しくなった後で、暑さがぶり返すこともある。
2023年8月21日月曜日
避暑の旅叶わぬ夢の寝汗かな
避暑の旅叶わぬ夢の寝汗かな
念願の避暑の旅に出かける夢はあっけなく覚めました。
ひしょのたび かなわぬゆめの ねあせかな
季語:避暑(ひしょ)
夏の暑さを避けて、都会を離れ、海や山の涼しい地へ旅行をしたり、その地でひと夏を送ること。軽井沢などは、代表的な避暑地。
2023年8月20日日曜日
朝涼の忽ち失せる窓辺かな
朝涼の忽ち失せる窓辺かな
朝の涼しさを思うまもなく気温がぐんぐんと上がってきます。
あさすずの たちまちうせる まどべかな
季語:朝涼(あさすず)
夏の暑さに思いがけず覚える涼しさは格別である。流水や木陰、雨や風を身に受けて安堵する涼もあれば、音感や視覚で感受する涼味もある。朝、夕、晩、夜、宵に涼を添え季語をなす。秋の涼は新涼、初涼といい区別する。
2023年8月19日土曜日
ゆく夏やおばさん「らんまん」見てますか
ゆく夏やおばさん「らんまん」見てますか
朝ドラ「らんまん」を見ながら百花の家を思い出します。
ゆくなつや おばさん らんまん みてますか
季語:ゆく夏(ゆくなつ)
夏の終りである。果てる、終る、の語には物悲しい思いがつきまとう。帰省や避暑などが終わり、去り行く夏が惜しまれる。
2023年8月18日金曜日
右耳や残る暑さの詰まりおり
右耳や残る暑さの詰まりおり
朝から残暑が厳しくなる予感がして右耳が詰まり気味です。
みぎみみや のこるあつさの つまりおり
季語:残る暑さ(のこるあつさ)
立秋を過ぎた後の暑さ。例年、八月いっぱいくらいは暑い日がつづく。いったん涼しくなった後で、暑さがぶり返すこともある。
2023年8月17日木曜日
雨雲のようやく外れ秋暑し
雨雲のようやく外れ秋暑し
日本海へ抜けた台風に向かって吹く風に雲が払われ暑さが戻る。
あまぐもの ようやくはずれ あきあつし
季語:秋暑し(あきあつし)
立秋を過ぎた後の暑さ。例年、八月いっぱいくらいは暑い日がつづく。いったん涼しくなった後で、暑さがぶり返すこともある。
2023年8月16日水曜日
療育棟リハ室冷房故障中
療育棟リハ室冷房故障中
リハビリの日でしたが療育棟の冷房が故障中で食堂で行いました。
りょういくとうりはしつ れいぼう こしょうちゅう
季語:冷房(れいぼう)
液体アンモニアの気化による方法で乾燥した空気を作り、これを冷やして室内に送る。炎暑の室内の温度を下げ暑さを忘れさせてくれる。近年は、地球温暖化防止の為に室内の温度設定を上げる取り組みがなされている。
2023年8月15日火曜日
盆波の風に砕ける御前崎
盆波の風に砕ける御前崎
台風7号は西へそれましたが風に砕けた波が押し寄せます。
ぼんなみの かぜにくだける おまえざき
季語:盆波(ぼんなみ)
土用波のうち、盂蘭盆の頃に押し寄せる高波を特に盆浪という。
2023年8月14日月曜日
渾身の一球の及ばざる夏
渾身の一球の及ばざる夏
始めての甲子園は一点に泣く惜敗で終わりました。
こんしんの いっきゅうの およばざるなつ
季語:夏(なつ)
立夏から立秋の前日までの約三ヶ月間の季節をいう。気象学では夏至から秋分まで。四季の中で最も暑く日差しが強いのが特徴。三夏とは爽やかな暑さの初夏、梅雨どきの蒸し暑さの仲夏、炎暑の晩夏をいう。九夏は夏九十日間のことをいう。
2023年8月13日日曜日
夕立に応援団の慌ただしく
夕立に応援団の慌ただしく
一点差ゲームの七回表、土砂降りの夕立に試合中断。
ゆうだちに おうえんだんの あわただしく
季語:夕立(ゆうだち)
夏の午後のにわか雨、ときに雷をともない激しく降るが短時間で止み、涼しい風が吹きわたる。
2023年8月12日土曜日
あゝそうだあの八月の茜雲
あゝそうだあの八月の茜雲
茜雲忌と呼ばれ、日航機墜落事故で五二〇人が亡くなった日。
ああそうだ あのはちがつの あかねぐも
季語:八月(はちがつ)
立秋を迎え、暦の上では夏から秋へと季節はかわる月。実際にはしばらく暑い日が続くが、そうしたなかにも暑さはさかりを越え、徐々に秋の気配が濃くなってゆく。
2023年8月11日金曜日
秋めくやプレイボールを待つ静寂
秋めくやプレイボールを待つ静寂
熱戦が続く甲子園も第一試合が始まる前は秋の気配を感じます。
あきめくや ぷれいぼーるを まつしじま
季語:秋めく(あきめく)
周辺の景色や空気が秋らしくなってくることを言う。目や耳や肌で秋の訪れを感じ取った感慨がこの季語の本意である。
2023年8月10日木曜日
うざっ!たかが一匹なれどまくなぎ
うざっ!たかが一匹なれどまくなぎ
どこから入ったのか一匹のまくなぎが顔の周りを飛び回る。
うざっ たかがいっぴき なれどまくなぎ
季語:まくなぎ
夏、人の顔などにまつわりつく小さな羽虫。風のない日の夕暮れどきに野道や河原、林などに出てくる。人の目の中へも入り込むので「めまとい」ともいわれる。
2023年8月9日水曜日
悲しみの雲から白雨とめどなく
悲しみの雲から白雨とめどなく
今日は長崎原爆忌、平和公園に悲しみの慰霊の雨が降る。
かなしみの くもからはくう とめどなく
季語:白雨(はくう)
夏の午後のにわか雨、ときに雷をともない激しく降るが短時間で止み、涼しい風が吹きわたる。
2023年8月8日火曜日
薄墨の空の白々今朝の秋
薄墨の空の白々今朝の秋
薄く墨を流したような空が明るくなってきた立秋の朝。
うすずみの そらのしらしら けさのあき
季語:今朝の秋(けさのあき)
二十四節気の一つ。文字どおり、秋立つ日であり、四季の節目となる「四立」(立春、立夏、立秋、立冬)の一つ。この日から立冬の前日までが秋である。新暦の八月七日ころにあたる。実際には一年で一番暑いころであるが、朝夕の風音にふと秋の気配を感じるころでもある。
2023年8月7日月曜日
梅びしお白粥に効く暑気払
梅びしお白粥に効く暑気払
梅干の酸っぱさ塩辛さは食欲が湧いて夏の暑さに効きます。
うめびしお しらがゆにきく しょきばらい
季語:暑気払(しょきばらい)
暑さをしのぐために、薬や酒を飲むことをいう。また、その薬や酒をさす。体力、気力が落ちたとき、梅酒やぶどう酒など飲み、鋭気を養う。
2023年8月6日日曜日
原爆忌パンドラの箱を開けた日
原爆忌パンドラの箱を開けた日
核兵器を造って威力を知ってしまった世界はどうなる?!
げんばくき ぱんどらのはこを あけたひ
季語:原爆忌(げんばくき)
第二次世界大戦の終結は昭和二十年に投下された原子爆弾による八月六日に広島、九日に長崎、という二回もの核兵器の使用は世 界に類のない大惨事を招いた。この日の慰霊行事に合わせ、世界 平和への祈りを奉げる。
2023年8月5日土曜日
地球沸騰化を論ずる泥鰌鍋
地球沸騰化を論ずる泥鰌鍋
地球が沸騰したら人間も地球鍋の具になってしまう。
ちきゅうふっとうか をろんずる どじょうなべ
季語:泥鰌鍋(どじょうなべ)
割いた泥鰌、あるいは一匹ものの泥鰌を笹がきにした牛蒡と一緒に煮て、卵で閉じたものが一般的。泥鰌も牛蒡も卵も栄養価が高く、夏の乗り切るにはもってこいの鍋である。
2023年8月4日金曜日
世の中を迷い迷わせ夏台風
世の中を迷い迷わせ夏台風
夏の台風は迷走するのが常のようですが、それにしても!
よのなかを まよいまよわせ なつたいふう
季語:台風(たいふう)
南シナ海あたりに発生する熱帯低気圧で、最大風速が約毎秒十七メートル以上のものをいう。二百十日の実りのころに日本を襲い、深甚な被害をもたらすこともしばしばである。
2023年8月3日木曜日
三亀松の冷し中華の出前くる
三亀松の冷し中華の出前くる
日曜日の昼は三亀松さんの冷し中華の出前が楽しみでした。
みきまつの ひやしちゅうかの でまえくる
季語:冷し中華(ひやしちゅうか)
麺(めん)料理の一。ゆでて冷やした中華そばに、せん切りの具をのせ、酢・醤油・ごま油のたれをかけて食べる。関西では冷麺(れいめん)という。
2023年8月2日水曜日
蝉しぐれ小夜の中山久延寺
蝉しぐれ小夜の中山久延寺
旧東海道の写真から蝉時雨が聞こえてくるようです。
せみしぐれ さよのなかやま きゅうえんじ
季語:蝉時雨(せみしぐれ)
夏、樹木などにへばりついてやかましく鳴声を立てる虫。多くの蝉がいっせいに鳴く騒がしさを時雨にたとえて蝉時雨という。
2023年8月1日火曜日
ソプラノがアルトに変わる夏の風邪
ソプラノがアルトに変わる夏の風邪
夏風邪で鼻声の人の声は別人になっていました。お大事に。
そぷらのが あるとにかわる なつのかぜ
季語:夏の風邪(なつのかぜ)
クーラーなどにあたりすぎると免疫力が低下して、夏風邪を引きやすくなる。症状はそんなに重くならないが、長引くことが多い。
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