2026年1月10日土曜日

蒼天を影引く声や寒鴉

蒼天を影引く声や寒鴉

乾いた冬空から鴉の声がしたかと思うと鴉の影が過ぎる、雨になるのか。
そうてんを かげひくこえや かんがらす
季語:寒鴉(かんがらす)
寒中に見る鴉をいう。ところどころ雪のある冬田の中を、鴉が餌を求めて歩く。一、二羽で現れることが多く、なんとなく哀れで親しみがわく。餌の無き、厳しい冬を生き抜く姿に惹かれるものがある。

2 件のコメント:

  1. 「蒼天」は普段使いませんが「青空」にプラスして微妙なニュアンスがあるようです。「影引く声や」が素晴らしい表現だと思いました。「寒鴉」の哀しみを誘う声が空に響く。その声が影を引いている、というのです。影とは寒鴉の黒い姿ですね。何とも格調高く詩的だと思いました。

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    1. カラスの鳴き声は、うるさく騒がしく思うことが多いですが、澄み切った空から澄んだ一声が響いた後、影が横切ってゆきました。カラスも乾燥した日が続いてそろそろ一雨ほしいと鳴いているような気がしました。

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