2026年1月31日土曜日

どか雪や雪に帰りし雪だるま

どか雪や雪に帰りし雪だるま

雪国では一晩で背丈を超えるどか雪で一面雪景色あの雪だるまはどこに。
どかゆきや ゆきにかえりし ゆきだるま
季語:雪達磨(ゆきだるま)
雪をころがしてかたまりを二つ作り、達磨のかたちにしたもの。木の葉や玩具などで目鼻をつける。昔は木炭や炭団を目鼻にした。雪達磨作りは子供の遊びだが、大人もときに夢中なれる。

2026年1月30日金曜日

霜柱サクサク地雷かもしれぬ

霜柱サクサク地雷かもしれぬ

霜柱をサクサクと音を立てて踏みながら次は地雷かもしれないと思う。
しもばしら さくさく ぢらいかもしれぬ
季語:霜柱(しもばしら)
寒い冬の夜などに、毛細管現象によって地上へ上昇してきた地中の水分が、地表のすぐ下で凍るもの。直径二~三ミリの氷柱が束になって上方へ伸び、土を押し上げる。長いものでは十センチ以上にもなる。

2026年1月29日木曜日

寒夕焼明日を占ふ富士の嶺

寒夕焼明日を占ふ富士の嶺

暮れかけて雲が払われきれいな夕焼け空に富士の嶺が輝いている。
かんゆやけ あすをうらなう ふじのみね
季語:寒夕焼(かんゆやけ)
寒中の張り詰めた空気の中で見られる鮮やかで刹那的な夕焼けのこと。冬の澄んだ空気により赤色が濃く映え、裸木や建物を美しく染める様子を表現する。同義の「冬夕焼」「寒茜(かんあかね)」も同季語。 

2026年1月28日水曜日

払はれし枝の白さよ冬ざるる

払はれし枝の白さよ冬ざるる

病棟沿いの樹の枝が短く刈られ枝の切り口の白さが生々しく痛々しい。
はらわれし えだのしろさよ ふゆざるる
季語:冬ざれ(ふゆざれ)
冬になり草木が枯れると共に海、山など見渡す限り荒れ果てた感じをいう。

2026年1月27日火曜日

寒天を干す間もあらぬ選挙かな

寒天を干す間もあらぬ選挙かな

衆議院選挙が公示されましたが投開票まで十二日、間に合うのか?!
かんてんを ほすまもあらぬ せんきょかな
季語:寒天干す(かんてんほす)
天草を煮た液を木箱に流し込んで凝固させると心太ができる。こ れを真冬の夜の戸外に出して凍らせ、昼間は解かす。十日ほどそ の作業をくり返すと寒天ができる。古くは伏見、今は長野、岐阜、 三重が産地。

2026年1月26日月曜日

にべもなき言葉返るや冬の空

にべもなき言葉返るや冬の空

食事のことで申し入れをして返ってきた言葉は取り付く島もないもの。
にべもなき ことばかえるや ふゆのそら
季語:冬の空(ふゆのそら)
本州を縦断する山脈の影響で、太平洋側は冷たい青空の日が多い のに対し、日本海側は厚い雪雲に覆われる日が多い。

2026年1月25日日曜日

寒ひでり花いちもんめちりぢりに

寒ひでり花いちもんめちりぢりに

遠い昔に遊んだ「花いちもんめ」一緒に遊んだ彼らはどうしてるのか。
かんひでり はないちもんめ ちりぢりに
季語:寒旱(かんひでり)
旱といえば夏だが、冬の日本の太平洋側は、一年のうちで雨量が 最も少なくなり旱魃になりやすい。水不足のために生活に不便を 感じたり野菜の出来が悪くなったりする。

2026年1月24日土曜日

笠雲も富士も真白や寒土用

笠雲も富士も真白や寒土用

寒波に吹き払われた青空の中に雪をまとった富士が泰然と輝いている。
かさぐもも ふじもましろや かんどよう
季語:寒土用(かんどよう) 
春夏秋冬それぞれに土用はあるが、普通、土用といえば夏の土用のことである。寒土用は立春前の十八日間。寒さの厳しい時期で ある。

2026年1月23日金曜日

厳寒の解散を告ぐ議場かな

厳寒の解散を告ぐ議場かな

寒さ厳しき中、衆議院が解散されました。万歳をする人憮然とする人。
げんかんの かいさんをつぐ ぎじょうかな
季語:厳寒(げんかん)
冬の厳しい寒さのこと。強い北風の日が続くと、寒さはいっそう増し北国では吹雪や凍結などにより、日常の生活にも支障をきたすことになる。身も心も刺すような厳しい寒さをいう。

2026年1月22日木曜日

寒波来る病床貫く光かな

寒波来る病床貫く光かな

今シーズン最強の寒波がやって来ました。朝日の光も最強です。
かんぱくる びょうしょうつらぬく ひかりかな
季語:寒波(かんぱ)
冬、シベリア方面から波の様に周期的に寒気団が来ること。気温 もぐっと下がり厳しい寒さに見舞われる。

2026年1月21日水曜日

猫道に鴉五六羽雪催

猫道に鴉五六羽雪催

雪が降りそうな散歩道、空から鴉が舞い降りて我が物顔に跳ねている。
ねこみちに からすごろくわ ゆきもよい
季語:雪催(ゆきもよい)
いまにも雪が降り出しそうな天気のこと。雲が重く垂れこめ、空気も冷え冷えとしてくる。

2026年1月20日火曜日

大寒や白氷めけるベッド柵

大寒や白氷めけるベッド柵

夜になって大寒の寒さとなりました。手に触れるベッド柵か氷のよう!
だいかんや はくひょうめける べっどさく
季語:大寒(だいかん)
二十四節気の一つ。陽暦の一月二十一日ごろにあたり、このころから立春までの間が、一年のうちで最も寒さが厳しい。

2026年1月19日月曜日

横綱の負けし中日や寒の内

横綱の負けし中日や寒の内

初場所の八日目は横綱も大関も敗れ、今週は大寒波がやってくる予報。
よこづなの まけしなかびや かんのうち
季語:寒の内(かんのうち)
寒の入(小寒の日)から、立春の前日までをいう。単に寒とも寒中ともいう。太平洋側はからりと晴れる日が続き、日本海側は鉛色の雪雲に覆われる。大寒、小寒など、類季語は微妙に配されているので、体感を踏まえつつ用いたいもの。

2026年1月18日日曜日

日脚伸ぶカリフラワーはほろほろと

日脚伸ぶカリフラワーはほろほろと

日が長くなってきました。温野菜サラダのカリフラワーの食感がいい。
ひあしのぶ かりふらわーは ほろほろと
季語:日脚伸ぶ(ひあしのぶ) 
年も明けて、少しずつ日が長くなることをいう。一月も終わりの頃になると、日が長くなったなあという感慨にとらわれることがある。冬木の芽もしだいにふくらみ、春が近いことを感じる。

2026年1月17日土曜日

待春の面会終へし空の色

待春の面会終へし空の色

面会に来てくれた甥夫妻が帰った後の窓から眺める空の広さと孤独感。
たいしゅんの めんかいおえし そらのいろ
季語:待春(たいしゅん)
長く厳しい冬が一段落して、寒い中にも時折春の訪れを感じる頃、新しい季節を待つ気持ちが強まる。早く春よ来い、来て欲しいと願う気持ちである。

2026年1月16日金曜日

天晴や煽れる光梅白し

天晴や煽れる光梅白し

今年は暖冬で梅が今を盛りと咲いて、今日も三月並みの暖かさです。
あっぱれや あおれるひかり うめしろし
季語:梅(うめ)
「白梅(はくばい)」は初春(2月頃)の季語で、まだ寒さの残る早春に、他の花に先駆けて咲く清らかで気品ある白い梅の花を指します。単に「梅」という場合は白梅を指すことも多く、「紅梅(こうばい)」と区別する際にも使われ、実を採る目的で栽培されることも特徴です。 

2026年1月15日木曜日

枕辺に頭掻きたき小正月

枕辺に頭掻きたき小正月

早いもので一月も十五日小正月。それにしても頭が痒い!床屋はいつ?
まくらべに あたまかきたき こしょうがつ
季語:小正月(こしょうがつ)
元日の大正月に対して一月十五日を小正月という。満月の日を年の始とした太古の名残であり、旧暦時代の小正月は満月の日に当たる(月の項の【実証的見解】参照)。元日を男正月というのに対して、小正月を女正月というのは、正月忙しかった女たちがようやく正月気分にひたれるという。繭玉、餅飾りをし、大正月に順じて祝膳を頂いた。

2026年1月14日水曜日

とびきりの風呂日和なり冬うらら

とびきりの風呂日和なり冬うらら

窓に広がる冬晴の真っ青な空が気持ち良いとびきりの風呂日和です。

とびきりの ふろびよりなり ふゆうらら

季語:冬麗(ふゆうらら)
厳しく冷え込む冬の寒さの中にも、春のように明るく穏やかで暖かい日差しが降り注ぐ、澄み切った晴れた日の様子を表します。この心地よい陽気を指し、「冬日和(ふゆびより)」 や 「冬晴(ふゆばれ)」 とも言い換えられ、本格的な冬の時期に使われる、明るい響きの季語です。 

2026年1月13日火曜日

卵豆腐一匙ひとさじ寒日和

卵豆腐一匙ひとさじ寒日和

黄色いプルンとした卵豆腐を一匙一匙口に運んでくれるその手の優しさ。
たまごどうふ ひとさじひとさじ かんびより
季語:寒日和(かんびより)
晩冬(1月頃)の季語で、厳しい寒さの中の晴れた日を指し、空気が澄み切って冴え冴えとした様子を表します。主な季語は「寒晴(かんばれ)」で、「寒日和」はその副題(傍題)です。「冬日和(ふゆびより)」は少し穏やかな冬の晴天を指すことが多く、「寒日和」はより寒さが厳しい時期の晴天を意味します。

2026年1月12日月曜日

暖房や滲む涙もドライアイ

暖房や滲む涙もドライアイ

空気が乾燥している上に暖房の風はドライアイには辛い涙も焼け石に水。
だんぼうや にじむなみだも どらいあい
季語:暖房(だんぼう)
冬の寒い日、器具を使って部屋を暖めること。今日ではスチーム ヒーター、石油ストーブ、ガスストーブ、電気ストーブとさまざ まな暖房器具が出回っている。

2026年1月11日日曜日

お汁粉に餅めく鏡開かな

お汁粉に餅めく鏡開かな

今日は鏡開でお汁粉が出ました。お餅のようなものが入って気分は鏡開!
おしるこに もちめく かがみびらきかな
季語:鏡開(かがみびらき) 
新年、供えてあった鏡餅を下ろして食べることをいう。普通は一月十一日に行われる。

2026年1月10日土曜日

蒼天を影引く声や寒鴉

蒼天を影引く声や寒鴉

乾いた冬空から鴉の声がしたかと思うと鴉の影が過ぎる、雨になるのか。
そうてんを かげひくこえや かんがらす
季語:寒鴉(かんがらす)
寒中に見る鴉をいう。ところどころ雪のある冬田の中を、鴉が餌を求めて歩く。一、二羽で現れることが多く、なんとなく哀れで親しみがわく。餌の無き、厳しい冬を生き抜く姿に惹かれるものがある。

2026年1月9日金曜日

松過の光に句展始まれリ

松過の光に句展始まれリ

今年も俳句個展の展示が始まりました。ありがとうございます!!
まつすぎの ひかりにくてん はじまれり
季語:松過(まつすぎ) 
松の内が過ぎての数日間のこと。松が明ける日は、だいたい関東は七日、関西は十五日。正月飾りが外されて普通の生活に戻るが、すぐには正月気分が抜けずに、浮ついた気分で過ごしている頃。


2026年1月8日木曜日

病室に寒晴の陽を開け放つ

病室に寒晴の陽を開け放つ

放射冷却で冷え込んだ部屋のカーテンを開け放ち部屋の奥まで陽を入れる。
びょうしつに かんばれのひを あけはなつ
季語:寒晴(かんばれ)
厳寒中の晴天のこと。空気は乾燥して、はるかまで冴え冴えと澄み渡る。冬晴よりも温度感は低い。

2026年1月7日水曜日

水仙や日の傾ける一夜城

水仙や日の傾ける一夜城

散歩の途中見かけた一群の水仙と石垣山にあった一夜城に思いを馳せる。
すいせんや ひのかたむける いちやじょう
季語:水仙(すいせん)
ヒガンバナ科の多年草。花の中央には副花冠という部分が襟のように環状に立つ。ラッパ形のもの、八重のものなどがあり、すがすがしい芳香をもつ。

2026年1月6日火曜日

初風呂やなにわ言葉の看護師と

初風呂やなにわ言葉の看護師と

六日の火曜日が初風呂に、看護師の一人は親しみやすい大阪の人でした。
はつぶろや なにわことばの かんごしと
季語:初風呂(はつぶろ)
年が明けてはじめて風呂に入ること。正月一日は入らず、二日の昼間に入った。『江戸府内絵本風俗往来』(明治三十八年)によれば、「湯屋は七種まで、客に福茶を振る舞い、客は湯屋の主人や奉公人に年玉の銭を与えた」とある。

2026年1月5日月曜日

小寒や肋間筋のすくみおり

小寒や肋間筋のすくみおり

明け方の寒さに目が覚めて痰に咳き込む、そうか今日は小寒か!
しょうかんや ろっかんきんの すくみおり
季語:小寒(しょうかん)
二十四節気のひとつ、陰暦十二月の節で冬至の後十五日、太陽暦の一月五日頃に当たる。寒の入りの日で寒さが本格化してくる。

2026年1月4日日曜日

冬晴や四日の空は只広く

冬晴や四日の空は只広く

三が日も過ぎてはや四日、冬晴の空はどこまでも高く広く青く果もなく。
ふゆばれや よっかのそらは ただひろく
季語:冬晴(ふゆばれ)
冬の寒さの中で、澄み切った空が広がる晴天を指します。 冷たい空気と乾いた風が特徴的で、空気が澄んでいるため、遠くの山々や建物がくっきりと見えることが多い。

2026年1月3日土曜日

ネギトロのとろける舌の三日かな

ネギトロのとろける舌の三日かな

入院生活八年目にして出されたネギトロの忘れかけていた旨さ!
ねぎとろの とろけるしたの みっかかな
季語:三日(みっか)
正月三日のこと。三が日の終わりの日である。

2026年1月2日金曜日

ヘリ低く駅伝駆ける二日かな

ヘリ低く駅伝駆ける二日かな

今年も箱根駅伝が小田原中継所にヘリコプターの音とやってきました。
へりひくく えきでんかける ふつかかな
季語:二日(ふつか)
正月二日のこと。二日は仕事始めの吉日され、初荷、初商、書き初め、縫初めなどの行事が行なわれる。家族とゆっくり過ごす元日に対し、世の中が動き始める日でもある。

2026年1月1日木曜日

ささやかな願ひのままに初日拝む

ささやかな願ひのままに初日拝む

新年を穏やかに迎えることができて部屋いっぱいに差し込む初日に感謝。
ささやかな ねがいのままに はつひおがむ
季語:初日拝む(はつひおがむ)
元日の朝日を拝むこと。新しい一年を、家族そろってつつがなく暮らせるようにという願いがこめられている。