2026年3月11日水曜日

丘に立つ風の電話や春の風

丘に立つ風の電話や春の風
 
東日本大震災のあと置かれた線の繋がっていない電話ボックスに春の風が。
おかにたつ かぜのでんわや はるのかぜ
季語:春の風(はるのかぜ)
春に吹く風をいう。草花やこの芽を育み、鳥のさえずるを誘う、暖かく穏やかな風である。

2 件のコメント:

  1. 日常の中で年老いて寿命を全う出来れば、死は人にとって普遍的なものです。しかし災害、事故、戦争などで突然身近な人の命が絶たれた時、残された人の心の傷は深いと思います。「丘に立つ風の電話」は心の傷を癒やすものなのでしょう。そこに「春の風」が吹いている。「風」と「風」が響き合い「千の風」の連想も重なり、鎮魂の句となりました。

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    1. 東日本大震災の被災地で、亡くなった大切な人へ想いを伝える場所として、2011年より岩手県大槌町に実在する、電話線がつながっていない電話ボックスです。現在17か国400か所以上に同様の電話ボックスが設置されています。春の風がメッセージを運んでくれるでくれるでしょう。

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