2026年3月20日金曜日

海峡の火種に原油彼岸潮

海峡の火種に原油彼岸潮

イラン攻撃に端を発したホルムズ海峡をめぐる争いに澄んだ潮の流れ。
かいきょうの ひだねにげんゆ ひがんじお
季語:彼岸潮(ひがんじお)
春の彼岸の頃の大潮。干満の差が最も大きくなった状態。太陽と月が地球に対して一直線に並び(満月と新月)起潮力が合わさるため。秋の彼岸潮も同様だが、単に彼岸潮となると春の彼岸潮を指す。

2 件のコメント:

  1. 「彼岸」は仏教用語と思いきや、春分の日の大自然の力による干満差という科学的な要素もあり「彼岸潮」という季語があるのですね。勉強になりました。ホルムズ海峡の映像が映ると、澄んだ海水と沿岸の荒涼とした風景が印象的です。そこに戦争の勃発。「海峡の火種に原油」上五中七の十二音で世界情勢を表し、「彼岸潮」を取り合わせた句。戦争当事者に『大局を見ろ、頭を冷やせ』と言っているように感じました。

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    1. 人間同士が戦争しているのをよそに、寄せては返す澄んだ波のありようとのあまりの違いを想うと、人間はなぜ争いをやめないのかと悲しくなります。

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